ふと思い出した話




毎月のように墓参り→お昼ご飯→買い物→我が家で晩ご飯という地獄のような休日を過ごしていた頃のこと




上の子がまだ1歳か2歳で小さかった




お墓は広く山の一部にある



敷地内は急な坂があり、うちの墓はその坂の上であった





墓参りが終わり帰る途中、その急な坂をみんなで下っていた






その時である





手を繋いでいなかった子供があまりの坂に歩くスピードを誤った





「わわ、あしが、とまらないーー」




そう言った我が子は、駆け足で走り出してしまった




一度走り出したら止まれないのだろう




車は来ない道だが、地面はアスファルトで、転んだら急な坂での勢いもあいまって危ないのは簡単に予想できた



「◯◯(上の子の名前)!!」



私は後ろの方を歩いていたが子供の名前を叫んで慌てて追いかける



ポンコツキチも追いかける



経験のある方はわかるかもしれないが急に走り出した背の低い子供を止めるのって結構難しい




自分も走ってる



お互いのスピードが出ている中で腕を掴もうか、それだと反動で転んでしまう!?じゃあ抱き抱えらようにした方がいいか!?と考えながら必死で追いかけた




結構長い坂道である




転ぶ前に何とかしないと!!




すると背後で叫んだ






「ほっときなサイ!!!!」



ババアである




はあ?



と思ったが振り返りもせず無視して追いかけた




先に走っていたキチが子供を止める



はぁ、、、よかった、、、



すると後ろからドスドスとババアがゆっくり近づいてきて




「止めなくていいノヨ!!!」




!?



どう言う事?



振り返る




ババア「いい?アナタたち!!こういうのはね?




転ばせて、学ばせるノ!!




最近の親はいやネェ!こんな事で大騒ぎして!!」





汚いものを見るかのように私を見下ろした









………




…………はあ??????




こんな坂道で勢いよく転んだら大怪我するわ




打ちどころが悪かったら死んでしまうこともある




自分がどんなにおかしな事言ってるかわかんない?



ここ、芝生じゃないんだよ?



状況見てる?



てか、この子私の子供なんだけど?



そんなにそのとんでも育児がしたいならてめえの子供でやれよ




ほら、キチを頂上から走らせるから、転ばせてみろ!



誰も止めない



なんならババアも一緒に転べば?



足りない二人で色々転んで学んでこいや