平素よりキャットシッターMEをご利用いただき、ありがとうございます。
皆さまとご家族のかたにおかれましては、お変わりなく元気でお過ごしでしょうか。
千葉県に緊急事態宣言が発令されてから、間もなくひと月が経とうとしています。
気が付けば5月。ゴールデンウイークの真っただ中…のはずですが、今年はStay Home週間。皆さまもお家で巣ごもり生活中のことと存じます。
当初10件以上あったご予約は全てキャンセルで、独立開業してから10回目の黄金週間、初めてのシッティング0件です。
但し、キャットシッターMEは2013年から猫さんの総合サービスの会社「猫の館ME」のシッティング部門になっていて、私たちは保護猫カフェや、猫を売らない猫の店(猫用品と雑貨のお店)としての別の事業も持っています。
猫さんのごはんや次亜塩素酸水の販売は、こういう時期だからこそ需要があり、お陰様で忙しくさせていただいています。猫さんの譲渡も止まってはいません。
とは言うものの、全てこれまで通りの暮らしというわけではなく、多忙を極めながらもいろんなことを考え、決断しなくてはいけない局面を迎えています。シッティングのお仕事が思いがけずなくなってしまっている今、キャットシッターMEの今後について、本日は、大切なお知らせを致します。
●サービスエリアの縮小
今後のサービスエリアを、浦安市と隣接する市川市の行徳地区のみ、とさせていただきます。
ただし、猫の館MEの卒業生のご家族におかれましては、この限りではありません。
また、包括契約(鍵をお預かりしているお客様)につきましては、今後も契約を破棄しない限りはサービスの提供を続けてゆきたいと考えております。
既存のお客様におかれましては、今後ご利用時に相談させていただければと存じます。
ご迷惑をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いします。
●シッター谷沢の退職
5月10日をもちまして、フェロースタッフ谷沢が退職致します。
谷沢はかねてより独立開業を予定しており、当初は今度の年末年始のピーク期間で終了、準備ののち2021年4月開業としていたのですが、思いがけないコロナ禍の現状と、本人の希望と会社の現状への配慮、小倉の決断などの結果、このタイミングの退職となりました。
お客様の十分な引継ぎが出来ぬままということが、たいへん申し訳なく、ご迷惑をお掛けすることになりお詫び申し上げます。
なお、谷沢は現在、開業準備を始めており、キャットシッターMEがエリアを縮小したのち、江戸川区を拠点としてシッティングサービスを開始する予定です。今生の別れというわけではございませんため、江戸川区でキャットシッターMEをご利用いただいていたお客様におかれましては、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
また、江戸川区以外でも谷沢のサービスをそのまま受けたいというお客様もおありかと存じます。その場合、どうぞ私どもに遠慮なさらず、谷沢のお店をご利用してください。ただし、皆さまの個人情報をキャットシッターMEとしてお渡しするようなことは、信頼問題に発展しますので、決して致しません。お客様からのご希望があれば、情報を申し送りさせていただきますので、ご相談ください。
なお、有料コンサルティングやよろず相談につきましては、小倉が引き続き担当を引継ぎサービスを提供致します。
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サービスエリアの縮小に関しましては、危機管理上、かねてから考えていたことではあります。
そこに昨年の秋、千葉県には大きな台風が2回と、集中豪雨がその他に1回、ありました。キャットシッターMEは基本、公共交通機関を使わず、自動車やバイクで移動しています。それでも危機感を覚えるくらいの暴風雨。シルバーウイークで件数も多い時期の移動は、恐怖と困難を極めました。
これが大地震だったら、川にかかる橋の封鎖もあるでしょう。そう考えた時、大きな川を超えるエリアの移動は出来るだけないほうがいい、という結論に達しました。東日本大震災の日、代表小倉は、シッター修行中で帰宅難民となり、師匠の南里宅に泊まらせてもらいました。あの時、地元で開業を心から早めたいなあ、と思ったことは今でも強烈に覚えています。
しかも、今は保護猫カフェや物販店のオーナーでもある身です。複数のスタッフを抱える経営者としての判断をしなくてはなりません。
私にとってキャットシッティングという仕事は、とても尊いもので、決して片手間に携わってはいけないものだと考えています。スタッフを増やし手広く活動して儲ければいいというものではありません。お客様の家族である猫さんを、お留守の間にお預かりするとても責任の大きな仕事です。
翻り今の私の業務量を考える時、シッティングに出るスタッフ達を責任をもって監督できるかという自問の答えは「手広くは出来ない」というものでした。加えて、10年前キャットシッターになりたいと思っていた頃より、確実に年をとりました。体力も衰え、オトナの肩に苦しみ、不健康な状態で無理をすることは、この仕事の寿命をさらに縮めてしまうことにもなりかねません。
上記のような考えから、今回の決断に至りましたこと、どうかご容赦ください。
この夏で開業丸9年、10年目を迎える今、シッテイングのお仕事がないこの時期に、決断させていただきました。
早くこのコロナ禍が終息して穏やかな生活に戻れますように。
そして皆が笑顔で、楽しいお出かけが出来る日が来ますように。
感染して病気と闘っている患者さん、医療従事者とその関係者の皆さま、変わらぬお仕事で忙しくされている立場のかたがた、自粛要請に従い苦しい状況を我慢しているかたがた、全ての人に笑顔が戻りますように。
今後ともキャットシッターMEをどうぞよろしくお願い申し上げます。
キャットシッターME
代表 小倉則子