
昨日、携帯電話からアップロードしたこの写真。一度1月に記事で取り上げた 展覧会です。
今年の1月から開催していたのですが、ようやく第三部になってから訪れることができました。
明治時代に流行したという動物を擬人化して描かれた「おもちゃ絵」。中でも歌川藤芳の猫のおもちゃ絵のうち「猫の湯屋」と出会って以来、おもちゃ絵に魅了されっぱなしのオグラです。

ワタクシの愛蔵品 歌川芳藤などのおもちゃ絵集
この画集は、猫の画廊で有名なボザール・ミュー さん発行のもので、購入場所は猫実珈琲店 さん。

おもちゃ絵の一筆箋も何種類か持っています。こちらは、ボザール・ミューのオーナー様から直接購入させていただきました。
そんな思い入れの深いおもちゃ絵なので、にゃんとも猫だらけ展に一度だけ行くとしたら、やっぱり第三部かな、という考えはありました。本当は三部ともそれぞれ訪問したかったのですけどね。
それで、昨日はようやくの訪問実現です。
平木浮世絵美術館 は、ららぽーと豊洲の中庭に面した、小さな美術館です。以前開催して、好評だったために「再び(またたび)」開催の運びとなったそうです。

ところで、猫と言えば、先日私も記事にした 、盛況のうちに終わった歌川国芳展(六本木の森アーツセンター・ギャラリー)。

コチラのものをお土産にしました(五十三疋の絵柄が含まれています)
この、『其のまま・地口 猫飼好五十三疋』(そのまま-ぢぐち・みやうかいこう-ごじうさんひき)を、豊洲で今回、再び鑑賞することができました!こんな短期間に二度もで会えるなんて、ちょっと感激です。

今回は、画集(猫図録2)を購入して帰宅しました。
国芳、藤芳だけでなく、広重や歌川国貞、他にもいろんな絵師の猫にまつわる作品が紹介されているので、気分転換に家で目を通すのにちょうどよいなあ、と思ったのでした。
この展示会にどうしても行きたい、と思ったのは、館長の開催の口上にも惚れてしまったからなのです。
(一部抜粋)
猫の絵だけを集めることが展覧会に相応しいかどうか、という意見がなかった訳でもないが、「浮世絵とは何であったか」と考える時、いくつも提示されるであろう答えの内、「楽しむものである」という重要な一つの答えが、本展からは引き出せたのではないかと考えている。
そうなんですよね。江戸文化・浮世絵文化・それに続く明治のおもちゃ絵など、どれをとっても「楽しむ」という言葉はピッタリなのです。
そんな猫づくしの浮世絵やおもちゃ絵をご覧になりたい方、にゃんとも猫だらけ展は3月末まで開催していますので、みニャさん、ぜひ豊洲へGO!です。
にゃんとも猫だらけ展☆リンク
平木浮世絵美術館(ららぽーと豊洲1階)☆リンク
11:00~18:00 月曜休館
第一部:2012年1月3日~1月29日「猫と遊ぶ 美人画と猫」
第二部:2012年2月2日~2月26日「化け猫騒動」
第三部:2012年3月3日~3月31日「猫で遊ぶ 戯画とおもちゃ絵」