
イタリアのシルバーシールから2011年に瓶詰めされたロングモーン22年です。
ロングモーンは1919年にニッカの創業者竹鶴政孝さんがスコッチの真髄を学ぶために修行した蒸留所として知られています。
そしてシーバスリーガルのコクを支える原酒として多くのブレンダーたちから評価され、またモルト通の方々からも人気がある通向けのモルトです。
ロングモーンはどちらかというと縁の下の力持ち的な存在のモルトでその本質的な味わいや良さがわかり難いと思います。
自然な豊かさがあり全体的にエレガントで滑らかでしっとりとしたコクがある。
などの特徴がありますが熟成の若いうちはセメダイン臭や固いところがありその本質的な味わいをなかなか感じることができません。
ブルゴーニュの長期熟成で花開くワインに似ているところがあります。
20年以上熟成させたものも、アタックからぐんぐんくるアイラモルトやマッカランのようなわかりやすい味わいはなく、視点を変えてロングモーンの繊細さの中にある良さを拾って飲むことが必要とされます。
飲みやすくスッと口の中に入ってくるのですが印象は薄く感じてしまう。
普段扱っているモルトとは一味違った特徴があります。
最近貴重な古いロングモーンを3本飲み比べしてやっとロングモーンの良さがわかってきました。
銘酒とされるモルトでも味わいのわかり難いものもあるなと思います。
このシルバーシールのロングモーンは抜栓してしばらくすると開いてくると思いますのでその真価を待ちたいと思います。

