前回の続きです。

浄水の記事と前後になっちゃってごめんなさい。

 

市販のオイラックスと病院のオイラックスについて。

どちらも、痒み成分のクロタミトンが含まれていますが、その濃度と、その他のお薬の配合が多少違います。

 

市販のオイラックスシリーズには、オイラックスA、オイラックスDX、オイラックスPZリペア、オイラックスソフト

があるようですが、

その成分が微妙に違っています。

・オイラックスA

痒み抑える成分:クロタミトン10%+ジフェンヒドラミン1%

抗炎症成分:ヒドロコルチゾン0.25%(ステロイド)+グリチルレチン酸

・オイラックスDX

痒み抑える成分:クロタミトン5%

抗炎症成分:デキサメタゾン0.025%(ステロイド)+グリチルレチン酸

・オイラックスPZリペア

痒み抑える成分:クロタミトン5%

抗炎症成分:プレドニゾロン0.15%(ステロイド)+グリチルレチン酸

・オイラックスソフト

痒み抑える成分:クロタミトン10%+ジフェンヒドラミン1%

抗炎症成分:グリチルレチン酸

 

そして、医薬品のオイラックスの成分は、

・オイラックス

痒みを抑える成分:クロタミトン10%

・オイラックスH

痒みを抑える成分:クロタミトン10%

抗炎症成分:ヒドロコルチゾン2.5%

その他、薬効を安定させるためのものは添加してあるものの、他の余計なものは含まれません。

 

箇条書きにしてわかりにくいかもですが、微妙に違うのが、ステロイドが含まれているかいないか、そして含まれるならばその種類が少しずつ違います。

細かく書くとわかりにくいので割愛しますが、ステロイドにはその強さを「力価」で表します。力価はヒドロコルチゾンを1として、プレドニゾロンが4、デキサメタゾンは30です。それで換算すると、ステロイドの強さ的には、

オイラックスDX(力価0.75)>オイラックスPZリペア(同0.6)>オイラックスA(同0.25)

そして病院のオイラックスHは力価2.5で最大になりますね。

こうしてみてみると、病院で処方できるオイラックスは非常に潔い成分構成で、OTC(市販薬)の場合はなにやらごちゃごちゃ入っていて、「どれかで効くやろ!」的な効果を期待しているのかな、と感じさせられます。

ちなみに、私はオイラックスはステロイド入りは使わない方針(ステロイドは必要なら別で処方)なので、もっぱら「オイラックス」しか処方していませんが、それでいくと市販のやつならオイラックスソフトを使えばいいということですね!

って勉強してて思ったのでした!

 

あ。ご質問でいただいたのですが、ステロイドが入っていたらなぜとびひにはよくないの?ということですが、ステロイドは局所の免疫反応を下げるため、細菌感染の部位に使うのはだめだし、細菌や真菌感染のリスクをあげちゃいます。ただ、炎症を長引かせてかきむしることでもリスクが上がるので、そのへんはジレンマですね。

 

 

 

また推すか(笑)

ここ最近の一番の買い物。

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