朝ドラ、みなさんみてますか?私も時折通勤時に虎と翼みてます。日本初の女性弁護士の話ですが、最近の展開がもう共感しかなくて、ちょっと書かせてもらいます。


主人公の寅子、昔から頭がよく切れて、世の中の色々な矛盾に気づき、「はて?」と独特の切り口から展開される痛快な風刺がとても心地よいのですが、たくさんの苦労をしながら司法試験に受かり、数少ない女子学生仲間たちと道を切り開きながら邁進していくのですが…という話なのですが…


男性社会の中で女性が同等にやっていくことは、当時は特に、ですが、結婚や仕事以外の幸せを諦めることとほぼ同義でした。そのくせ、結婚しないと社会人として一人前と見られない。結婚した仲間たちが、次々と様々なプレッシャーに負けて仕事を諦めていく。気づけば戦っているのは自分1人、道半ばで諦めざるをえなくなった仲間たちの分まで頑張らねば、と思うものの、たった1人で地獄のような道を歩くことにいつしか疲れ果ててしまう…

そして、そこで自身の懐妊が分かるわけですが、周りの同僚男性の理解が素晴らしく良くて、「女性が来た時からこうなることは分かっていたから大丈夫。ゆっくり子育てに専念するのも仕事」と優しい配慮をしてもらい、疲れ果てていた寅子もやっと戦うことをやめられるとどこかで安堵するものの、支え合って頑張ってきた女性には男に庇護される人生選ぶならもう一生戻ってくるなと言われてしまう。


という、しんどいストーリー。

周りがどんどん結婚していって、仕事魔セーブするややめるかしていって、戦場に取り残される焦り、もしかしてこのまま一生戦い続けなきゃいけないのかという思い、自分の幸せを削りながら大切な時を浪費してるんじゃないかという不安、

子供を授かって、やっとこの第一線から離れられる安堵、それが逃げなのではないかという葛藤、一見優しい言葉をかけてくれる男性の蔑視に対する違和感、同じく頑張ってきた人から必要以上に感じとってしまう嫉妬や蔑み、、、

どれも全て、とってもとっても共感できる人多いのではないでしょうか?!


子育ては決して逃げではないし、そこから得られる喜び幸せは書くまでもありませんが、子供が生まれると間違いなく人生の優先順位が根底から覆るので、それまでと同じ心持ちで働き続けることはできません。

果たしてこれからどうなるのか、楽しみですね。