最近、電子タバコやら水たばこやら、いろいろ知らない喫煙方法が増えてきて、喫煙しない私にとってはよくわからなくなってきたので、ちょっと勉強してみることにしました。
紙巻たばこに対して、新しい方法で喫煙できる新型たばこと言われるものですが、そもそも新型たばこは、加熱式と非加熱式(電子式)に大きく分けられます。
紙たばこは従来のたばこで、煙や燃えカスが出ますが、新型たばこは蒸気になったものを吸い込むのが特徴です。
新型たばこのなかの、加熱式たばこは、たばこの葉を加熱してニコチンなどを含む蒸気を発生させます。一方で電子たばこの蒸気のもとになるのはリキッドと呼ばれる液体(そのまんまやな)で、基本的に国内で流通するものにはニコチンは含まれていません。つまり、電子たばこはたばこの葉そのものは使われていません。
現在、喫煙者の約40%が新型たばこを使っていると言われています。新型たばこは火を使わないからヤニ臭くならずクリーンなイメージがあります。そして、子供への影響も少ないと考えられている方が多いようですが、実際のところはどうなの!?ということで調べました。
以下、恩賜財団済生会のサイトより
紙巻たばこ1本あたり 加熱式たばこ1本あたり
ニコチン 2100μg 1200μg
一酸化炭素 33mg 0.44mg
ベンゼン 110μg 0.66μg
たばこ特異的ニトロソアミン 838ng 70ng
ホルムアルデヒド 41μg 4.8μg
グリセロール 1800μg 4000μg
粒子状物質総量 34mg 39mg
このように、加熱式たばこも、紙巻たばこよりはやや低いものの、さまざまな有害物質、発がん物質が含まれています。
一方で、電子タバコはたばこ葉を使っていません。そのため、タールやニコチンは含まていない、と前に書きましたが、厚生省(国民生活センター)の資料を見てみると、実際のところ測定してみると実は半数程度の銘柄でニコチンが検出された、というデータがあるようです。また、国外産のものを個人輸入した場合には、従来のたばこと同量のニコチンが含まれることもあります。
基本的にはプロピレングリコール、グリセリンといった食品添加物としても使用されるようなものを使っているため、未成年でも吸えます、という触れ込みもあるようですが、とんでもないことです。
また、こうした新型たばこは、「煙が出ないから子供の前で吸っても平気」と誤解されがちですが、少なくとも喫煙者の呼気には毒性のある物質がふんだんに含まれるので、やっぱり子供の前で吸うべきではありません。
WHOも電子タバコの安全性についてはまだはっきり解明されていない、という姿勢ですので、やっぱりどのようなかたちであれ喫煙はよいことないのではーと思っています。
少なくとも、喘息の子の前では絶対に吸わないでね!!!!と念押ししています。
換気扇の下ももちろんだめですよー。
次は、子供への影響も、もう一度勉強してみることにする。
シリーズ②に続きます!(きっと)
ヘリオケア、夏には手放せないです!!