ちょっと前に書いていた記事です。

 

先日のニュースで、インフルエンザの一つの株が消滅した可能性があるということでした。

インフルエンザはA型とB型があり、B型はビクトリア系統と山形系統の株があると言われてきました。現時点で流行しているのは全てビクトリア株で山形株は全く見られていないと言うことで、この数年間のコロナ対策によって山形県が完全に消滅してしまった可能性があると示唆されています。

 

そもそも山形とかビクトリアとかなんだって言う話ですが、インフルエンザBの命名には分離された場所の名前がついており、山形株は1988年に山形県で分離されたので、山形株という名前になっています。

インフルエンザAの流行が、毎年いろいろな型で変わっていくように、インフルエンザBそれまでは2つの株が入り混じって流行していましたが、2020年以降は山形株は、世界で検出されていません。これはおそらくコロナ禍において、マスク着用の徹底や手洗いの励行、ソーシャルディスタンスの実施などによって、感染力が他の株に比べてそれほど強くなかったものが駆逐されていたものだと考えられています。

 

従来のインフルエンザのワクチンは、その年に流行するであろう。インフルエンザAの2つの型と、インフルエンザBの2つの型を混ぜ合わせた4価のワクチンでしたが、来年度以降は、参加に減らされる可能性が出てきました。最も一旦抜いてしまうとまた入れ直すのは大変だし、山形家もどこかに隠れているだけかもしれないので、この判断は慎重にしなければいけません。

 

ちなみに、2024年度から正しいインフルエンザワクチン、フルミストが日本に入ってきます。

ワクチンは鼻から噴霧する。全く新しいタイプの生ワクチンです。そもそも粘膜から感染するインフルエンザウィルスには、の免疫を誘導するのがワクチンが有効とされており、来シーズンは各医療機関でどのような対応になるのかまだ全くわかりません。おそらくは導入している医療機関で自費で接種することが可能になりますが、値段などもまちまちになるために、今後の周りの動きに注視したいと思っています。