夏からずっとインフル流行が続いていて、まだまだ収まる気配もありませんが、今年もインフルワクチンの季節がやってきました。通常は、寒くなってからのインフル流行に備えるためにこの時期から接種を始めますが、もう流行っちゃってる場合はどうしたらいいのでしょうか。

 

さて、ここでインフルの型の復習をちょろっとだけ。

A型インフルエンザウイルスは、表面に、感染を担うHA(ヘマアグルチニン)という抗原と、感染した細胞の中で増殖し、外に出ていく際に機能するNA(ノイラミニダーゼ)という抗原が発現しています。そして、インフルエンザウイルスは、このHAとNAの抗原の微妙な違いとその組み合わせによって、型が決まっています。

 例えば、A型インフルエンザウイルスのHAはH1からH16までの16種類、NAはN1からN9までの9種類があって、例えばH1N1、とか、H5N1、というように表記されます。B型はおおむね2種だけが有名です。

 

よく聞かれるのが、今夏にすでにインフルにかかっちゃった人、そもそも今年のワクチンは打つ意味あるのか?っていうことですが、

 

今年のインフルワクチンに含まれているA型インフルエンザの株は

A型がH1N1とH3N2。

(B型は山形株とビクトリア型で変わらず)

そして今流行しているのが、どうやらA型の中ではH3N2とH1N1pdm09

です。なので、直近にインフルって診断された人も、かかったのがどっちかわからないので、少なくともかかってない方の型はまた感染する可能性があるので、B型も入れると、あと3種類の型のインフルエンザには多少有効であるということが言えます。

もちろん、ワクチン自体の有効率(感染防御率)はせいぜいあっても5割程度なので、それで万全ってわけには当然いかないですが、受験生だったり何かしら絶対にかかりたくない事情があるのであれば、めんどくさいけど打っといて後悔はしないのでは、と思っています。

時期に関しては、現在のインフル流行を受け、厚生省は例年10月後半から打ち出している高齢者のワクチン接種を、なるべく早めて前倒しにするように通達を各医療機関に送っています。流行っているのであれば、打ってから効果が出るまでに最低でも10日から2週間程度かかることを考えると、なるべく早めに打ってしまったほうがいいのか、と焦ったりしますし、実際うちの病院でも開始日を前倒しにしました。でも、今週に入ってから、ただのブレかもしれませんが、いくぶんインフルが減ってきたように思うので、ちょっとほんとに読めません。

インフル予防接種の有効期間が約3-4か月であることを考慮して、一番かかりたくない時期に合わせて打っておくのが、一番後悔がない方法なのかな、と思います。

ぜんっぜん答えになってませんね。すみません。

でも、こんな微妙な答えになってしまうほど、今年のインフル接種については難しいです。。

ま、そんなわけで、四の五の考えずとりあえず打てるときに打っておくのでいいのではないでしょうか。

 

 

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きれいな形のおにぎりができるから気持ちいい!