全国的にヘルパンギーナの報告数が爆上りしているようです。

以下のグラフは東京都のもの。赤が今年のグラフです。


(ごめんなさい、貼るの忘れてた💦)

 

前回の大きな流行は2019年。コロナ前でしたが、一時期発熱でくる子はどの子も猫も杓子もヘルパンギーナ、っていうことがあったのはまあまあ記憶に新しいのですが、今回は時期のずれはあれどもそのときと同じようなグラフの立ち上がりになっています。

前回の流行時は定点病院で5-6人の報告数(つまり、だいたいすべての病院で週に平均5-6人の患者数が出る)というのがピークでしたが、果たしてコロナ明けの今年はどうなることやら。

ヘルパンギーナは夏風邪の一種で、コクサッキ―ウイルスA群という種類のウイルス群によって引き起こされます。典型的には突如高熱で発症するのと、それと同時に口の中、口蓋垂(のどちんこ)の周りに、アフタ様の発疹が出来ます。

高熱でしんどいのはもちろん、咽頭痛が結構強いので、小さい子ではしばらく食事を取りたがらなくなることもあり、ひどければ点滴で水分補充が必要になります。予防接種や特効薬はなく、多くは2-3日で自然軽快します。高熱で発症するため、熱性けいれんの合併もやや多い印象です。

先ほども書きましたが、ただでさえその年によって大流行するのに、今年は免疫力のない子供たちが3年分溜まっているので、前回のピークは軽く越してくるかもしれませんね。

ここのところ、午前外来は毎日盛況ですが、月曜日が一番忙しいので今日の外来がちょっと憂鬱になります。。。

 

 

刀鍛冶の里編が終了しましたね!

しかし毎回毎回、BGMも相変わらず良いし、流麗で迫力のある作画、原作のコマとコマの間を無理なく埋めつつ原作ファンを納得させるアニオリも織りこんだ脚本、、これぞアニメの真骨頂だなぁと感動していました。憎珀天やまちゃん、いつ聞いても全くやまちゃんじゃないんですけど!

うちの末っ子は毎週月曜日にストリーミングで観るのを楽しみにしていますが、小1でも観てる子は多いようで、学校でも鬼滅好きの子どもたちで前の回の話題で盛り上がるそうです。腕が飛んだり、血まみれの描写を子どもに見せるのに少し抵抗はありますが……ちなみに自分の周りのドクターやナースも鬼滅好きが多く、月曜日は鬼滅仲間と盛り上がります。月曜日の朝からアニメの批評をしている自分たちをふと客観視して、「私らイタイなぁ!」って笑っています。

鬼滅のおかげでサザエさん症候群なくなってたのに、またしばらくおあずけかなぁ。寂しいなぁ。

 

なにこれ安すぎん??

 

思わず表紙買いしちゃいました。。ごめんなさい。。。