人口ミルクにはペプチドミルクっていう、アレルギーが出にくいものがあるっていうのが前回までのお話し。

 

で、症例に戻ると、この赤ちゃんは生まれてからずっと、ペプチドミルクが与えられていたということですよね。

そして、ペプチドミルクは最近産院でよく使われています。おそらくは、病院でのトラブルを少しでも少なくするために、そうしているところもあるのだと思います。実際に私が出産した産院もE赤ちゃん使っていましたね。(当時はなんでって聞かなかったけど)

ペプチドミルクはお値段も通常ミルクより少々お高いけど、退院後もどうせならミルクの銘柄も産院で飲んでいたのと同じのにしておこう、、という流れで、そのままE赤ちゃんを使っている人も多く見受けます。

このこと自体は、一見それほど悪いことではないのですが、時折、こうして後からアレルギーが発覚することがあります。

母乳だけで育っていたら、はじめての牛乳成分摂取時には多少警戒するかもしれませんが、ペプチドミルクということを知らずに与えていたら、同じミルクだから大丈夫でしょ、と油断してしまうわけです。

 

当然ながら、もともと感作されているから、ペプチドミルクで症状が出ていなかった、というように考えることもできるのですが、もしもちっちゃい頃からペプチドミルクでなく、普通ミルクに少しずつ慣らされていたら、もしかしたらアレルギーになっていなかったかもしれません。

 

ペプチドミルクが悪いわけではないのですが、みんながみんな、赤ちゃんの頃から「アレルギーが出るかもしれない」ということでペプチドミルクを与えられるべきではないのではないかな、と思います。

すくなくとも、ペプチドミルクである、ということは最初に知らされるべきだと思います。

 

現在ペプチドミルクを飲んでいて、離乳食開始で乳製品を始めて与えられる子に関しては、通常よりちょっと慎重に、アレルギー症状が出るかもしれない、ということを念頭に置いて、少量ずつ摂取させるのがいいと思います♪

 

このお正月はみんなでこれをやります!

 

 

 

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