9月でもまだまだ暑いですね。

先日のニュースで、運動会の練習中の児童30人あまりが、練習中に痙攣などの症状で救急搬送された、という報道がありました。「熱中症の症状」という報道でしたが、個人的には全員が熱中症という診断には「?」と思います。

というのも、当日のその地域の温度は29.4℃。確かにちょっと涼しくなってきた中で、また気温があがりましたが、それほど大量の生徒が、熱中症を同時に発症するのも、疑問符があがります。

 

集団ヒステリーという言葉をご存じでしょうか。

古くからは「悪魔憑き」というような現象で知られていますが、人間が集団で特定の症状を急に発症するもので、過去には魔女狩りのような宗教的な意味合いでの事例が多くありました。

有名なのが1500年初頭のフランスで、1人の女性が踊り狂いだし、それが周りに次々に伝染し、最終的には何百人何千人もの人が眠らず休まず踊り続け、死亡者が多数でたという「踊り病」の事件です。

近年では日常生活の中でも意外に多くのヒステリーが存在するのではと考えられています。もちろん、他の器質的な疾患が除外される必要がありますが。

 

集団ヒステリーは、特に、学校生活やそのほかの集団生活において、精神的な結び付きが強くなる場合に、相手の症状を自分に取り込み、同様の症状を発症することがあります。

 

また特徴として、主に20歳以下に起こり、女性に起こりやすく、そして症状として多いのがけいれん症状や過呼吸、知覚異常と言われています。

20歳以下の精神的にまだ不安定な時期、そして他人と同調してしまいやすい女性に起こりやすい、というのはなんとなくうなづけますね。

 

今回のような事例でも、おそらくは本当に熱中症を発症しているのは1-2人程度で、他の児童は多少の軽度の熱疲労は否定できませんが、痙攣を及ぼすほどの重症の熱中症とは考えにくく、おそらくは集団ヒステリーの意味合いが強いのではないかと推測します。

以前にも記事にしていますが、熱中症は、軽症のものは血液検査でも明らかな異常は出ないので、診断は状況を見て行われます。感冒との区別もつきにくいので、風邪の初期を熱中症として診断している場合も相当数あると思います。

 

それにしても、運動会はなにもこの暑い9月のさなかにしなくてもいいのではないでしょうかね・・・

台風も多いし、日程調整も難しいし。。3人バラバラで予備日まで仕事をあけておくのはほぼ不可能です・・・。

どうせなら11月くらいでいいのでは、といつも思っていまいます。

 

 

 
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