夏休みに入りゲームばかりしていた子供が呼吸困難。

診察室で行って、症状が改善したこととは?

 

こたえは、

ストレッチ

です。

 

ラジオ体操でももちろんOK!

 

 

あるアンケートでは、子供の8割以上が毎日ゲームをしており、

休みのときは9時間程度ゲームをしている子も2割もいます。

そうでなくても、3時間以上やっている子も5割いるとの結果でした。

ゲームに没頭してしまうと、勉強はおろか、食事もろくに摂らなくなることもありますし、当然睡眠も妨げられます。

 

それだけでなく、ゲームの弊害はこの呼吸困難にも現われました。

ゲームをしているときは、前傾姿勢となり、脇をしめてぐっと丸まったような体勢になります。

長い間その姿勢をしていると、筋肉が凝り固まってしまい、呼吸筋がうまく動かなくなってきます。

(参照記事:筋膜リリース

肩甲骨付近の筋肉は、広範囲にありますが、すべて呼吸に関わっている筋肉です。

腕を動かさず、猫背になったままだと、その体勢で固まってしまい、いざ肺を膨らまそうとしても、うまく機能できず、

呼吸困難につながってしまったものと考えられました。

 

最近テレビでも言われている、スマホの使いすぎでの「ストレートネック」という状態とほぼ同じです。

ストレートネックは正式な病名ではありませんが、スマホをのぞき込む姿勢は、首回りの筋肉に相当負担をかけてしまうようです。

 

この症例、診察室でよもやと思って肩甲骨ストレッチをさせると瞬く間に症状が改善しました。

「たまたまかいな?」と思っていたら、同じ日にまったく同じような症例が来て、

再度ストレッチ法で改善したので、「夏休みのゲーム症候群」とでも名前をつけようかと同僚と話していました。


ちなみに両方男の子でした。

女子もゲームもするだろうに、そしてビーズとかで細かい作業もするだろうに、なぜだろう。

男子のほうが凝り性なんかな。統計的にはどうだろう、とか考えてしまいました。

 

うだるような暑さで外に遊びに行けない気持ちは分かりますが、ゲームをするにしてもせめて時間を区切って、

そして合間にストレッチをはさむようにしましょう。

 

 
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