場面緘黙という病態をご存じでしょうか?

特定の状況において、話したりコミュニケーションを取ることが難しい病気です。

ときには、体がこわばってしまい動くことも制限され、「場面緘動」も併存する場合もあります。

 

人前ではほとんど話さない(話せない)ですが、状況に応じて、例えば家族の前でだけ話せたり、

電話でなら話せたり、その子の背景により、話せない程度は様々です。

 

その子の背景により、と書きましたが、機能的に話せないわけではないので、多くの場合、というかすべての症例において、

何らかの強いストレスや精神的にダメージを追った背景が存在します。

そしてそれと関連して、「自分の声を聴かれて変に思われたらどうしよう」

「無理やりしゃべれと言われたらどうしよう」

「ひさしぶりにしゃべったらみんなに注目されるかも」

という心配が、どんどんしゃべれない状況を強化していってしまいます。

 

こうした状況は、発達障害ではなく、不安神経症の一種として捉えられています。

 

きっかけは些細なこと。

いじめられたりする体験もきっかけになり得ますし、

そこまでいかなくても変な声だと笑われた(笑われたように感じた)とか、

自分の意見が蔑ろにされた経験があるとか、その子によってさまざま。

でも、しゃべること自体が無理なのではなく、安心した場所でなら、自由に発言することができます。

 

対策としては周りの人は、とにかく安心できる場所を作ってあげること。

学校でも、発言を強要したりすると、できなかった体験がさらに強化因子となりえるし、逆に目立ってしまい、二次的ないじめの被害にもあいやすくなります。

 

私も小学校のとき、同級生にそんな子がいたっけ。

あえて無理に話しかけないようにしていましたが、あるとき用事で自宅に電話してみると、

「ハイ、●●です!」とその子の元気のよい声が響き、面食らいました。

結局校区が別で中学で別れてしまったけど、●●さん、今どうしてるかなぁ。

 

 

 
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