度量の小さな私の心の中のわだかまり | 日々上等!

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再婚した時は55歳だった
とらちゃんは62歳になりました。私は多発性嚢胞腎、多発性肝嚢胞、橋本病、冠攣縮性狭心症、神経痛などでヨロヨロ。
2人で力を合わせて生きていくはずだったのに。とらちゃんは私を残して逝ってしまいました。2024.4.2

 

 

今日は火曜日

とらちゃんが亡くなって2回目の火曜日

 

あの日の事が蘇って体調が良くない

 

とらちゃんの息子や娘達は

本当に良くしてくれた

病院に駆けつけたときのあの涙は

嘘ではないのでしょう。

 

その日の夜に

一緒にご飯を食べましょうと

私を気遣ってくれたのも

やさしさでしょう。

 

それでも私は不思議でならなかった。

食べ放題のしゃぶしゃぶを

どんどん平らげていくその姿が。

みんな若いから

普通の生活があるのだから

当たり前なのだろうけれど

 

その日のお昼から

何も喉を通らない私にしたら

それは異様な風景に見えた。

 

こんな事を思っているなんて

なんてイヤな女なんだろうなぁとぼんやり思った。

なんだかせつなかった。

 

生きている人間は食べなきゃいけない。

生きている人間が大事。

そんなのはわかっているけれど

同じように悲しみを

私のこの気持ちを分かち合える人は

この世にいないのだと思った。

 

私の中に渦巻いていた度量の小さな

この気持ち

 

とらちゃんは苦笑いしているのだろうか。