今日は火曜日
とらちゃんが亡くなって2回目の火曜日
あの日の事が蘇って体調が良くない
とらちゃんの息子や娘達は
本当に良くしてくれた
病院に駆けつけたときのあの涙は
嘘ではないのでしょう。
その日の夜に
一緒にご飯を食べましょうと
私を気遣ってくれたのも
やさしさでしょう。
それでも私は不思議でならなかった。
食べ放題のしゃぶしゃぶを
どんどん平らげていくその姿が。
みんな若いから
普通の生活があるのだから
当たり前なのだろうけれど
その日のお昼から
何も喉を通らない私にしたら
それは異様な風景に見えた。
こんな事を思っているなんて
なんてイヤな女なんだろうなぁとぼんやり思った。
なんだかせつなかった。
生きている人間は食べなきゃいけない。
生きている人間が大事。
そんなのはわかっているけれど
同じように悲しみを
私のこの気持ちを分かち合える人は
この世にいないのだと思った。
私の中に渦巻いていた度量の小さな
この気持ち
とらちゃんは苦笑いしているのだろうか。