おつかれさまです。猫山田です。3連休なので、たまには新曲紹介以外のネタでも。

ここでも何度か書いてますが、私は松任谷正隆さんの学校(塾?)で編曲を学んでいました。

講師陣についてもネタにさせていただいた方もいましたが(「天敵」の武○聡志さんとかw)、一番の恩人のことをまだ書いてませんでした。

その先生のお名前は中村暢之さんです。当時講師の方を「先生」と呼ぶと松任谷さん以下嫌がっていたので、さん付けです。

おそらく、お名前をみたことあるようなないような、という方が多いと思いますが、その理由はのちほど。

 

松任谷さんが校長先生だとすると、中村さんは担任の先生って感じのポジションでした。授業も半分以上中村さんに教えていただいたと思います。今でも猫山田が一番大事にしてる、「ドラムとベースの関係」ここはみっちり教えていただきました。というか、「いいからそれだけしっかりやりなさい、という方針の編曲コースでした。音楽理論は1秒も教わらず、このドラムとベースのことばかり実習させられていたということはポピュラー音楽にとっていかに音楽理論よりリズムが大事かということがおわかりかと思います。勢い余って大学の卒論もぜんぜん音楽に関係ない専攻なのにリズムについてでしたので、私w(あ、松任谷さんのところは週1で土曜の午後ビッシリという感じだったので、大学と並行してました)

中村さんはほんとやさしい兄貴って感じで、作った曲を評価するときも「もしかしたらこことここのコードは入れ替えたほうがいいかもね~」とか「ギターのフレーズは曲頭からこっちのフレーズのほうがよかったかもね~」とか、発表会で他の講師陣から酷評されると「この曲が作りたかったんじゃなくて、このリズムが作りたかったんだよな!」と素晴らしいフォローを入れてくださったり、たかが教え子なのに、ものすごくリスペクトしてくださるのでした。

その後新卒で入った会社の先輩が、また別の学校で中村さんの教え子だったこともあり、私が学校を卒業?してもけっこう交流は続いてました。一緒に飲んでるときに「こんど『ちびまる子ちゃん』やるんだもんねー!」と冗談めかして自慢げにおっしゃってたことがあり、当時まだアニメ化前でしたから、私は「ちびまるこちゃんって何?」って思ってましたがw

中村さんのお名前をみたことない理由は、アーティストに楽曲提供はせずほとんどアニメやCMの音楽をやられてるからで、みたことある理由は「ちびまる子ちゃん」のオープニングに毎週「音楽 中村暢之」と出るからなのでした。あと、「こどもチャレンジ」のお仕事もされていたので、みなさん知らずに幼少時に中村さんの曲を耳にしていたと思いますよw

 

このネタ封印してたのは年齢バレするからなんで、みんな「ちびまる子ちゃんのアニメ何周年?」とか調べないように!

 

猫山田の最新作はこちら!

---------------------

「失恋アプリコットティー」

歌:巡音ルカ

作詞・絵・動画:太田PoN太さん
作曲・編曲:猫山田プロジェクト