LIVE配信 2025.8.24(日)15∶00開演
見逃し配信 8月27日(水)16:00~9月3日(水)23:59
キャスト(敬称略)
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【男性アンサンブル】 菊池 貴大 早田 慎太郎 流石 伸之輔 眞柄 成寿 香取 直矢 岡 朗生 【女性アンサンブル】 津村 美緒 須見 桃子 馬場 杏奈 栗原 寧々 近藤 合歓 大西 杏奈 佳田 菜那 |
劇場で観たときとはキャストが丸ごと入れ替わり、運良く両チームを見ることができた。ありがたい。
劇場で観劇したときの感想。
ゾルバ、(・∀・)イイネ!!
山下泰明さんのゾルバ、とても(・∀・)イイネ!!
表情が豊かで、血気盛んなところを隠し切れないゾルバ。山下さん自身の熱意とゾルバがうまく噛み合っている気がした。
「ママ」と呼ばれてうろたえたり、周りの目を気にして素っ気なく振る舞ってしまう姿が若い。厂原さんのちょっとクールで落ち着いたゾルバとはまた違う雰囲気。
おふたりの歌は気持ちがとても伝わる。
ようやく生まれたフォルトゥナータ。ゾルバの胸に小さな命を慈しむあたたかな気持ちが湧いてきて、自分にもこんな気持ちがあるのだと気付く場面には、やはりジーンときた。「生まれてくれて ありがとう」で泣く。
フォルトゥナータにとって、飛ぶことは生きること。彼女が飛べるようになるために、ゾルバは自分の大切なもの=尻尾を犠牲にしようと覚悟する。
自分を二の次にしてでも大切な誰かのために何かをしてあげたい、という気持ちはとてもよく理解できる。
同じく疑似親子関係を描いた『バケモノの子』の中で、「あいつのために何かがしたい 力になりたい」と願う熊徹のナンバー「胸の中の剣(熊徹リプライズ)」にグッとくるので、こういうエピソードに弱いのか。
そういえば、ゴスレのアレックス氏も「僕にできることは何でもする きみの幸せ祈っている」って言ってましたけど。なんか軽い…
フォルトゥナータを飛ばすため高い塔に上ったとき、厂原さんのゾルバはものすごーくビビってたけど、山下さんのゾルバはそれほど怖がっていなかった。
厂原さんのゾルバはそれだけ高いところにいるということだったんだろう。それはそれとして、あれは木登りして降りられなくなった猫がプルプル震えているみたいでかわいかった。
山下さん、「おかあさんといっしょ」現役体操のお兄さん・かずむお兄さんに何となく雰囲気が似ている気がする。お顔立ちは似ている…かどうかよく分からないけど、小柄で筋肉質で身体能力が高そうなところが似ているのかも。
Wキャストの楽しさ
ほかの役者さんも、Wキャストの方との違いが分かって面白かった。
マチアス大好き←?
ワイスさんのマチアスは、(根が真面目なんだろうなーいろいろ損しそうなタイプだなー)と思った。
マチアスは最初から、卵をひとつの命としてカウントしてたんだよね。彼の大切なものを蔑ろにされたことからよくない方向に行ってしまったけど。
町田兼一さんは拗らせ、ワイスさんはちょっとした闇堕ちといった感じ。
ブブリーナさん
松山さんのブブリーナは、お姉さんというよりお姐さん。ソロナンバーが無いのに(無いよね?)、松山さんも山崎さんも存在感ある。
大佐
大佐はお二方とも「とぼけたところがあるけれどいざというときには頼りになる老猫」ではあるのに、まったく味わいが違って面白い。
吉谷さんは皆に慕われている老猫、志村さんは放っておけない爺さん(褒めてます)。
四季版の大佐は、原作の“大佐”と“向かい風”を合体させたキャラクターかな。そうすることで奥行きのある魅力的な役柄になっていたと思う。
博士
劇場では気がつかなかったけど、博士のナンバーが意外に多い。でもって、歌もお芝居も上手い。
有賀さんの博士もたぶんすごくお上手だったから、何の引っ掛かりもなく観ていたんだと思う。
博士も大切なもの(百科事典)をダメにされたことから、ややこしい事態になる。
他人が大切にしているものは尊重しないとね…
ネズミ
ネズミの群舞がカッコよくて、配信だと何度も観ることができて非常に楽しい。
ネズミマスクの使い方とか面白い。なるほど〜と思いながら繰り返し見ている。
フォルトゥナータを祝福する曲の振付は、鳥が羽を広げるイメージ。
対してネズミのダンスで両腕を下向きに交差させる印象的な振りは、羽を広げるイメージとは対照的。
ネズミは最後まで救いがないので可哀想といえば可哀想ではあるが、彼らのよくないところは、必死なゾルバをあざ笑うところだな。
その点マチアスは、拗らせてもプチ闇堕ちしても、必死で頑張っている相手を無碍にはできない。損な奴だ。
ファミミュ楽しい
出演者全員でメインテーマを歌い上げて幕が下りる演出はやはり感動的。
カモ猫、とってもいい舞台。また劇場で観たい。
おわり。