これを書こうかどうかここ一か月悩んだのですが
まあお遊びだからいいかな 中の人がここまで到達する可能性はかなり低い
全くもって見当違いだ!ということを念頭に目を滑らせてご笑納ください
邪推テーマ
『ユキ』はカケルを主演にするために生まれたキャラであって
初期稿ではいなかったよね?
サイトが出来て当初はカケルとトキオの物語と銘打ってあらすじ上げて
その後この二人以外のティザー発表されたときは村元さんの役には名前は無かった
3人の幼馴染の物語であるのなら最初から『ユキ』という名前は出ていたはず
途中で村元さんに「ユキ」という役名が付いた時に幼馴染三人だとあった
あれ?銀河鉄道の夜は幼馴染の少年二人の微妙な関係感を描いていたのに
このオリキャラ 高橋大輔にアイスダンス滑らせるために追加したのかなと勘繰った次第
メイン二人に絡む女性キャラで脚本が壊れなければいいなと思った
壊さないどころか「カケルを主人公に」するために進んで壊して再構築のスタイル
それが「ユキ」 カケルの出番を増やす役を担っての誕生したキャラ
演技から見る「ユキ」を邪推
このような切っ掛けで生まれたユキだからこそ
ーこそこそ感想文ーで村元哉中さん大変だっただろうなと書きました
本公演でのユキの演技演出はちょっと他のものよりも杜撰だったように見受けた
友野一希さんはリモートで宮本さんの演技指導も受けていたようなので
(たぶん島田高志郎さんも宮本さんが特に描きたかった要素の役柄だしそうだと思う)
とても丁寧に深く作り上げてきていたのに対して
急ごしらえのユキという役を演じる村元さんに演技指導はしてないだろうと思われる
演出家が変更されてもそちらも脚本変更でカケルとトキオで手一杯で
ユキはあまり手をかけてないような感じがした
ぶっちゃけユキは台詞が身体に入っていないような言い方悪いが演技が棒だった
ーならば荒川さんの役のようにセリフは無しで仕草で見せていた方が
村元さんがアイスダンスで培った表情の演技力を生かせて良かったのではと思いました
(ユキのセリフは聞き返しのようにカケルやトキオに言わせればよい)ー
中学時代のユキはアンサンブルさんが演じてましたが3人いつも一緒が
初期からの設定で有ればユキ役はメインスケーターさんでキャスティングされて
友野一希さんと島田高志郎さんと3人で中学時代夢を語るシーンを滑っていたと思う
その中学時代のユキ役の人と村元さんとの間でユキというキャラの共通認識も不足してる
カケルとトキオが二人だけで夢を語り滑ったシーンの後二人の上着を持って現れるユキが
カツオと中島が男同士で語り合ってるw時に現れる空気の読めない女子花沢さんっぽいww
ちょっと声のトーンくらいは村元さんに寄せて欲しかったな
病に苦しんでいるシーンもほぼ村元さんに丸投げだったのでは
病人なのに広いスペースを使って咳をしながら転げまわるのは吉本か~い
スケートなので広いスペースを使って滑りを見せたいなら
アンサンブル4人くらいに病魔の役をやってもらって病魔に囲まれ襲われ死の淵に
引きずり込まれるくらいの演出の方が舞台的で良かったのでは
そこからのカケルに脱力遺体抱かせて「ユキーーーっ」ってのはちょっとコントみがあった
(プロだったらもうちょっと遺体を抱く角度とかで見せ方の工夫で
どうにかなってるだろうけど素人二人だからこのシーン難しいね)
カケルとユキのシーンの作り方が後から作り足して時間が無かったからあんな感じかなとみえた
衣装からみる「ユキ」を邪推
当初から予定されていたであろう白鳥とおばあちゃんの衣装は凝ったものだったが
ユキに関する衣装が他の役のどの衣装ほど手をかけてない感があった
バレエレッスンの衣装に薄い羽織物を羽織っただけの病院診察シーンだったり
カケルの受賞パーティーのドレスが「スタジオアリス???」お誕生日貸衣装感が
他の出席者の女性は今風の軽めのドレスなのにあの重厚感は
お婆様の鹿鳴館時代のドレスを着て大正の社交界デビューした花村紅緒状態(古いか)
ヘアメイクを工夫すればもちょっと良かったと思うけど
そういえばユキのヘアスタイル全部一緒だったよね
レッスンシーンはシニヨンか
時間が無ければ一つにまとめて結ぶ程度でも良かったような気がする
あの赤ずきんのお婆さん風のネグリジェも
ふくよかに健康そうに見えたのでどうにかならなかったのか
髪もざっくり編み込んで病人っぽい髪型でも良かったのでは
白鳥もユキの化身としての白鳥ではなく
当初は白鳥座を訪ねた時にカケルとトキオが目にする白鳥だったのでは?
その白鳥の衣装もうちょっと軽やかな重ね素材のものが良かったかな
ちょっとペリカンみがあるのと布に重さがあるので時折まる見え白おぱんつが気になった
ユキに割いた時間にあったはずの脚本内容を邪推
宮本亜門さんの脚本ではこのユキとカケルに割いた時間は
カケルとトキオの掛け合いでびっしりだったのではないだろうか
それこそスケート靴を履いて漂うだけで台詞満載だったのでは
そこがあると『本当の幸い』というテーマがクリアになっていたのではないだろうか
たぶん私たちの頭を悩ませる小難しいテーマに集約した舞台になっていたと思う
ここからは
演出家 トキオ役降板理由を邪推
ユキ役が登場したのは4月末
ご本人がインスタで述べています通り50回ほど改定を重ねてカケルの主人公へと修正して
なんとか限界まで脚本崩壊しないまでもってきたが完全にカケル主人公には出来なかった
その責任と自分の本位でない改定は既に自分の描きたい作品では無くなってしまった
という思いから降りられたのではないか
(以前この知らせを聞いた時の記事にもその旨載せてます →カンパネルラでしたね)
トキオ役の役者さんの突然の降板
なんとか折り合い付けて4公演できなかったのかな?と当初思ったけれど
慣れないスケート靴での演技 そして度重なる脚本変更
一番はやはりトキオが主演という形からは動かなかったものを見ると
主演高橋大輔と思ってチケットを購入したファンの反応を予想すると
プレッシャー感からかなりメンタルやられていたのではないかなと思った
主演が実質トキオであっても直前で引き受けた大野さんには
公演が無事に開かれた感謝から彼に対してはプラス評価しかないですが
最初からキャスティングされていた役者さんだったらトキオを熱演すればするほど
最悪逆の評価をする方が出るかもしれないと考えこんで相当しんどかったのでは?
体調不良による降板というのが一番納得いく理由かもしれなかったけど
その時期は氷艶と並行して幾つかの仕事も受けていたようなので
他の仕事までキャンセルは出来ないから役者さんからの申し出でという
ぼやっとした理由になったのだろう
大野拓朗さんがトキオを好演した今 彼に対して気の毒だった運が無かったと思う
彼もファンクラブサイトの閉じたところでファンに向けてはちゃんと説明されているようで
変な誹謗中傷などが起こらなかったところをみると
彼のファンの方々は彼にも氷艶にも理解を示してくれたのだろう
彼のファンの皆様にはご理解頂き有難うございましたとお礼を言いたい
脚本が二転三転で対応に苦労されたと思いますが
カケル役の高橋大輔さんには思わずの良い経験が出来たと思います
今後映画にご出演の予定ですがその役は重要な脇役です
監督さんの中にはアイスショーの中心部でキラキラしている高橋大輔というイメージが
あったと思いますが
たぶん現地ないしは録画等で高橋さんの演技はチェックされていると思います
主人公に影響を与える大事な脇役を演じきれることを証明されたことになったと思います
なかなか自分が座長のショーでは経験できない事怪我の功名です
今後について
もっと脚本も演技もブラッシュアップして再演を望みたいところですが
原案の脚本家が降りてしまった限り
残念ながらこの作品は一度限りのものになるんだろうな
ゆずの歌をリレーさせてこの舞台を作ったのは見事だった
沢山この作品に関わってこられた方 去ってしまった方も含めての沢山のご尽力
「氷艶2024-十字星のキセキ-」というアイスショーに出会わせて下さったこと感謝いたします
*氷艶2024-十字星のキセキ-は
日テレプラスにて 7/27(土) 8/31(土)放映されます
生中継を録画された方も編集しなおしての放映になるかもしれないので
もう一度録画した方が良いかも
そして権利関係なのか何なのか分からないのですが
今までの氷艶は再放送がないので放映があるうちに捕獲必須です