このブログは時系列ではなく、トピックに分けて書いていこうと思っていたのですが、それでも前回の記事をあげてから随分間があいてしまいました。
まず結論ですが、FIP(猫伝染性腹膜炎)であることがほぼ確定しました。
経緯ですが、まず去勢手術の際の自宅待機中に主治医から電話があり、術前血液検査でウイルスか菌に感染していることを伝えられました。しかし、炎症を示す値は平常値より少し高いぐらいで、手術は可能ですがどうするかという相談でした。
ねこさんはすでに7か月です。電話しながらも夫とアイコンタクトと小声で話し合い、
1 疑いありだが軽傷、自然治癒 →決行
2 潜伏期間である→症状がでたときに発情期も来たら大変なことになる=決行
という結論に至り、手術をしてもらうことにしました。そして、カラーが取れることにまた再検査をすることになりました。
しかしです。
感染していると言われても、ねこさんは元気いっぱいなのです。いっぱい食べ、出し、遊び、走り回り、寝て。子猫ならではの生命力が溢れていて、病気のびの字も感じられません。
そして、術後(これは無事成功し、術後の経過も問題ありませんでした。後日記事にします)も再検査をしましたが、やはり数値は感染と炎症を示しており、さらにエコーやPCRなどの精密検査
を行うことになりました。
そして、エコーでリンパ節の腫れが認められ、FCoV(猫コロナウイルス)陽性反応がでたことをもって確定し、治療に入ることになりました。
治療は84日間、静脈点滴→注射→投薬をこなして寛解を目指します。
最初に病名を聞いたときは泣いてしまいました。泣いたってしょうがないのに、涙が止まらなくて、ときには号泣したり、ねこさんをだっこしてネコさんを驚かせてしまったりもしました。
夫ももちろん激しく動揺していたそうですが、私が落ち込んだり泣きまくって憔悴しているので自分は冷静でいなきゃと思っていたそうです。
そんな失意のどん底に落ちた我々でしたが、主治医の先生が明るく元気で、治療に対しても意欲的かつ前向きに説明してくれて、その快活さに勇気づけられました。きっと大丈夫。84日耐久レースを完走すればきっとよくなる、そんな希望が確信というか当然のように心にすとんと収まりました。
それになんといっても、一番辛いのは長く続く治療を受けるねこさんです。まだ1歳にもなっていない子猫にとっては大きすぎる試練だと思います。
だから私たちはできるかぎりねこさんを支えていこうと思っています。きっと元気になってくれるはず。