日本ではまだまだ暑さが厳しいと聞きますが、アメリカの私が住む北東部は、9月に入ってぐっと秋らしい気温になりました。
やっと夏が終わったとほっとするのは、気温だけじゃなく男性の服装に対してもそう感じます。
私の周囲には銀行マンとかサラリーマンが少ないってかいないので、スーツをピシッと着た男性を見ることは稀で、夏は老いも若きも一斉に短パン姿になります。
これにはいつまで経っても慣れなくて…。
本人は膝から下をむき出しにして涼しいかもしれませんが、もちろん脱毛なんてしていないので、見せられる方はむさ苦しくて余計に暑さを感じました。いやもう、なんとかならん?
夫はというと、これまた毎日短パン姿ですね毛は少ないものの、脚が細いのでなんかこうめちゃくちゃ背だけ伸びた小学生というか、アンバランスさがなんかやだ。
真夏でも週末でも日本の父の短パン姿というものを見たことがなかったから余計にそう思うのかもしれません。
そもそも今と違って昔は男性のすねを見るのは稀というか非常事態だった気がします。
横溝正史シリーズがその典型
写真(下)は「八つ墓村」の有名なシーンですが、頭の両脇に鬼の角のようにロウソクをくくりつけて、着物の裾からげて全速力で走ってくるのはものすごい恐怖。
どちらの場面も、禍々しいというか見ちゃいけないものを見た!というインパクトに圧倒されました。
周囲のアメリカ人男性は、私が八つ墓村なんかを連想してるなんていうことは夢にも思わず、すねを世間にさらしているわけですけど。
毎年9月に"インディアンサマー"という名前の、夏の暑さが戻ってくる数日がありますから、涼しくなったといってもまだまだ油断はできません。
ワシのすねも脱毛しとらんが、白くて綺麗じゃろ