日本で道などに捨てられたゴミが多くなったという記事を読んで、亡き父を思い出しました。
私の実家の裏を通る道路の脇に、通りがかりのドライバーがゴミを捨てて行くようになった場所がありました。
ゴミ捨て場でも何でもないのですが、ちょっとした広さのある草むらで、何か捨てたくなる気持ちになるのが分かる感じの場所です。
父は夕方毎日散歩する時に通りかかる場所なので捨てられたゴミを始末していましたが、あまりに続くし量も増えて行くのに閉口したらしいです。
手先が器用で何か作るのが得意だった父は、小さな鳥居
を作って赤く塗り、その場所へ置いてみたそう。

すると、効果てきめん

その後は一切ゴミが捨てられる事がなくなったそう。
日本人の信仰心は素晴らしい!
ところでなぜ父は鳥居を思いついたのか、ずっと不思議に思っていました。
調べたら、宮城県でゴミ捨てを止めるために鳥居を作って設置したらすっかり無くなったというニュースがあったそうです。
父はこのニュースを見たのかもとも思いましたが、このニュースが放送されたのは2022年10月でしたから、父はもう亡くなっていますし。
どうして鳥居だったのかもう訊くことも出来ませんが、父らしいエピソードです。

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