昨夜、日本の母に電話しました。
いつも決まって長い母の愚痴を聞くことになるのですが、そのくらいしかしてあげられないので。
母は父を亡くしてひとりになってからというもの、「もうすっと死ねるなら死にたい」だの「早くお父さん(父)が迎えに来てくれないかしら」というのが口癖です。
また始まったと思いつつ、
「コロナワクチン4回も打っといて何言ってるの!」
とか
「健康に気をつけて、毎食10品目ちゃんと食べてるくせに!」
と言うと母が笑うのでホッとします。
じゃ、母にとって父がそんなに生きがいだったのか?といえば、とても仲が悪い夫婦でした。
それが何だか思い出の中では違うようです。
ところが昨夜はちょっと様子が違って、なんだか生き生きしています。
お盆ということで、あの世から帰って来る仏様が父というので張り切っているようです。
「近所の詳しい人が『仏様は買い物へ行くから6文お供えするものよ』と言ったから6円供えたけど、良いのかしら」
私が聞いたところでは、6文というのは三途の川の渡賃ということでしたが、実家の辺りの仏様は買い物へ行くんですね。
6円持って父がどこで何を買うのか知りたいな。

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