既に何度か書いたように、市内の公立学校(小学校から高校までーアメリカでは、高校までが義務教育)ではコロナウイルスのために全リモートで授業が行われています。
市内の高校
ところが出席していない、つまり時間に端末の前にいない生徒が14%もいるそうです。
何百人という生徒が授業を受けるためにログオンをしたことが一度もないんです。
それで、市はそういう欠席している生徒の家を回って出席を促し、必要なものがあれば出来る範囲で助けるということをしています。
しかしなかなか難航している様子。
例えばあるケースでは、6人の欠席が続いている生徒の家に市の担当者が行ったそう。
6人とも同じ住所を書いています。
でも違う名字で。
ところが訪ねたところは誰もいません。
その建物の大家に訊いても、そんな名前の子供はいないそう。
市の担当者は、どういうことか分からずに困惑しているとのこと。
そういう子供をゴースト(幽霊)・スチューデント(Ghost Student)と呼ぶそう。
生徒として登録しておきながら、姿を見せない生徒のこと。
心配なケースですね。
コロナウイルスはたまたまの原因かもしれませんが、ますます社会が二分化していく気がします。