友人夫婦はふたりとも公立学校の先生をしています。
ご主人は高校の美術の先生、奥さんは小学校の先生です。
学校の先生というのは、同じ学校区に勤務していれば毎年給料も上がるし、リストラも転勤もないし信用はされるし、この友人夫婦のように若いうちからプール付きの一軒家を買ったりできる、条件的にはなかなか良い職業です。
この夫婦には娘さんがひとりいて、小学校の4年生です。
前に書いたように、この学期はコロナウイルス予防対策のため、月曜日から木曜日までの4日間をふたつに分けたクラスを2日づつ教室で教えます。
教室にいないもう半分はオンラインで。
そして金曜日には全ての生徒がオンラインで授業を受けるということになっています。
実際には、学校へ行って他の生徒との接触を不安がる父兄が、「うちの子は全部オンラインでお願いします」と言い出したりしてなかなか学校の思うようには行かないようです。
さて、その全学校がオンラインのクラスとなる金曜日。
前出の友人夫婦の家庭では、夫・妻・娘3人がそれぞれ別のオンラインの授業をする(受ける)ということになります。
同じ家にいて、なんだか不思議。
彼らも最初はなんだか変な気がしたけど、慣れたって言います。
人間の適応力って大したものです。
こんな状況、少し前まではSF映画の中でのことだったんですけどね。