私の住む近くにも2軒ある、パスタなどイタリア系アメリカン料理を出すカジュアルレストラン・チェーン店のオリーブガーデン。
インディアナ州にあるそのオリーブガーデンで、マネージャーが解雇されたというニュースを読みました。
ニュースを要約してみると、
白人のカップルが来店。
黒人の女性サーバーが注文をとりにテーブルへ行くと、「有色人サーバー( a ‘colored’ server )のテーブルサービスを受けたくない。マネージャーを出せ」と言い出した。
現れたマネージャーは、客の要求を聞き入れ別のサーバーの受け持ちのテーブルに案内。
その間も白人客は、黒人サーバーを侮辱する言葉を並べて彼女を泣かせたそう。
この一部始終を見ていた近くのテーブルの客がSNSに流したため騒ぎになり、このマネージャーはクビになってしまったわけです。
しかし私は個人的に、マネージャーがそれほど悪いことをしたとは思いません。
悪いのは、この白人客です。
未だにこういう白人がいるっていうことに驚きます。
私もかつてそうだったことがあるのでよく分かりますが、飲食店のマネージャーというのはそりゃもう大変。
従業員と客と会社(オーナー)に、3方向から挟まれるんです。
例えばこの場合、このマネージャーが黒人サーバーをかばって、客に向かって「じゃあ、帰れ」とは絶対に言えないわけです。
もし言ったとしても、こういう「マネージャーを出せ」と騒ぐタイプは黙っていないと思います。
それこそ「あの店で帰れと言って追い出された」とSNSで広めそう。
で、マネージャーはクビ。
どっちにしても助からないわけです。
やってられませんね。