以前働いていたティーハウスのオーナーが中国人だったため、中国人の知り合いが数人います。

 

 

 

 

 

 

お茶のセッティング

 

 

 

 

 

 

そのうち、30歳くらいの人たちに話を絞ります。

 

彼女たちは、ご主人の仕事の都合、あるいは博士課程のためにアメリカに来ただけじゃなく、彼女たち自身仕事をしたり同じく大学で学んでキャリアアップを目指しています。

 

そして、ここからが違ってくるのですが、子供も躊躇なく産みます。

 

仕事も学業もあって子育て?と思いますが、やはりそこまで手が回らないようで、両親を中国から呼び寄せて孫の面倒を見てもらいます。

 

公園や道で、どう見ても両親とは見えない中国人夫婦がストローラーを押して歩いているのをよく見かけますが、そういうわけなんですね。

 

 

ところが、さんの場合はさらに徹底しています。

 

さんは既に医者としてアメリカで働き、ご主人は大学で弁護士になるべく勉強しています。

絵に描いたようなパワーカップルですね。

 

びっくりしたのは、なんと彼らはまだ赤ちゃんの子供を中国の両親の所へ連れて行き、預けてきたそう。

 

「ほら、これは最近の写真」と言って見せてくれたのは、両親から送られたもので、初めてお座りができた時のものだそう。

 

「いやー、子供を自分の手で育てられないって、どう?」って訊いてみると「そりゃ時々寂しいけど、これが最良の選択だと思ってるから」

 

なんていうか、迷いがないんですね。

こういうふうに私情に流されずに、誰にとってもベストと思われることを選択できるというのは、なかなかできることではありません。

 

子供にとっても寂しい思いをすることもなく祖父母に可愛がられて育ち、親は子供に充分手をかけられないという罪悪感なしにキャリアを重ねることに没頭できます。

今というより将来を見据えての選択なんでしょうね。

 

問題もまああるんでしょうが、良いとか悪いとかではなく、強いなあと感じ入ります。

 

うーーーん、中国人がどこへ行っても根を張っていけるわけです。

 

 

 

 


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