今日読んでいた本の中で、日本では「狭い日本の東大や早慶を目指すんじゃなくて、子供を世界の大学へという動きがある」という部分がありました。

 

アメリカ北東部には有名大学が数多くあり、確かに海外からの留学生も多い。

 

アジアからの留学生も多く、特に中国人学生の占める割合はどんどん高くなっています。

学校見学のシーズンともなれば、大きなバスを借り切って来る光景も毎年のこと。

 

もちろん日本からの学生もいるのですが、それほど数は多くないようです。

 

 

アメリカの大学で勉強するメリットがもちろんあって来ているんでしょうが、まず考えなくてはならないのはやっぱり経済力(ご家庭の)と、何より重要なのは本人の精神力だと思います。

 

アメリカの大学では寮に入るのが普通ですが、普通奨学金(が出たとして)にこの寮費が含まれていることは無く、キャンパス内にある食堂での食事代も合わせると結構な額になります。

それにびっくりするほど高いのが、テキストブック代。

 

 

そして、寮に送り込めばやれやれ・・・ではありません。

 

9月に行ったかと思うともう11月のサンクスギビングに少なくとも4日間休みになります。

 

アメリカ国内に家族がいる学生は、親が迎えに来たりして家に帰りますが、日本から来ている学生はそういうわけにもいかないでしょう。

 

誰もが家族と過ごすこの時期、レストランや店も閉まってしまうし、彼らはどうしているんだろうといつも気になります。

 

気になるあまり、知った人を家に招いたりしたこともありました。

 

こういう時に大丈夫な精神、あるいはここにいる確固たる意志を持っていないと、大変なことになります。

ホームシックでおかしくなった人の話はたくさん聞きます。

 

 

大きなお世話なのは承知で言いますが、本人が強く希望するのではない限り、ブランドを付けるために子供を海外に送るのは考えた方が良いと思います。

 

アメリカの大学は、日本のそれに比べると、授業についていくだけでもものすごく大変な努力が必要ですよ。

ましてや絶えず気を張ってなくてはならないなんて、子供には課したくない不必要な重荷です。

 

グローバルな考えを持たせるというのもけっこうですが、それが子供の精神の負担になることは避けるべきだと思います。

 

 

 

 


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