先日用事があって市役所に向かって歩く途中で、信号待ちをしていました。
ぼーっとして立っていると、後ろからつんつんと肩をつつかれました。
振り向くと、一見したところ普通にTシャツにジーンズを着た中年の男性が立っていました。
男性が何も言わないので、「は?何か?」と言いそうになって、お腹のあたりで彼が持っている厚紙に気がつきました。
厚紙には”失業中ーいくらでもいいからお恵みを”(Jobless- Please give me some change)と書かれています。
ちょっと私にとっては意外だったのは、この男性がとても普通で健康そうでこざっぱりしていたこと。
失業ほやほやなんでしょうか?
それにしちゃあ、つついてまでお金をもらおうという態度は昨日今日のものとも思えません。
もらって当然、くれて当然っていう態度がちょっとカチンときました。
それで思い出しましたが、いーーーっつもこういうお金が欲しい人が立っている交差点が市内には何箇所かあります。
赤信号で停まる車に近寄ってきて、持っている”お恵みを(Help)"と書かれたダンボールの切れ端を窓に押し付けてきます。
写真拝借
どういうわけで、この交差点を選んでいるのか分かりませんが、雨でも風にも負けず皆勤賞もの。
どの人を見ても、ものすごく健康そう。
ここで1日立ってる体力があったら、どうして普通に働かないのか?
余計なお世話ですが、そう思ってしまいます。
でもどんな人にだって生きる権利はあり、どんな背景があって立っているのか知りません。
もしかしたら貧乏な私たちです、明日は我が身かもしれません。
立ってる人全部にお金をあげるのはムリ(私が欲しいくらいだよ)なんだけど、せめて優しい気持ちで接したいと思うんですけどね。