今やニュースはほとんどオンラインで読む人が多いかと思います。
でもやっぱり昔ながらの紙で、という人もまだまだいて、経営は苦しいようですがニューヨークタイムズなどの大手はまだ新聞という体裁を残しています。
が、例えばこのニューヨークタイムズですが、一面にいくつもの記事の最初の部分だけが載っていて、”続きは4ページへ”とか書いてあるのがとても不便だし不思議でした。
その度にがさがさと4ページへ紙面をめくらなくてはなりません。指真っ黒になるしね
こんな感じで一面は見出しと記事の最初の部分だけ(写真拝借)
日本の、あの有名な混雑した地下鉄でこれをやったら、四方八方から顰蹙をかうでしょう。
というより、がさがさするスペースもなく、地下鉄に乗っている間は記事の続きを読むのは諦めなくてはならないのでは?
日本の新聞って、今はどうだか分かりませんが、紙面が足りなくなるっていう理由以外にその記事を最後まで読むのに数ページ後までめくらなくてはならないっていう経験はなかったように思います。
どうしてアメリカの新聞がこういう面倒くさいレイアウトになっているのか、ずっと疑問に思っていましたが、やっと最近納得しました。
読者の興味って色々で、読みたい記事って人によって違う。
それを一面にいくつも並べることによって、より多くの人の興味を惹こうというわけです。
つまり、一面は目玉記事の目次の役割も果たしているんですね。
これも言ってみれば”所変われば”っていうもので、日本語のフリーペーパーなんかは何ページには政治関係のニュース、このページには健康に関するニュースって決まったレイアウトで、日本の新聞に沿った構成になっているようです。
だからなんだ!って言われると涙目になりそうですが、違いを最近発見してものすごく納得したので。