友人の両親は、ニューヨーク市内のアパートに住んでいます。

 

何度か友人と一緒に訪問したことがありますが、地下鉄の駅からも近く、付近には多くのグローサリーショップや各種の店、レストランがあってとても便利。

アパートの中も壁が厚くて隣や上下の物音は、聞こえたことはないと友人は言います。

 

アパートは2つのベッドルーム2つのフルバスルーム(Full Bathroom)があって、とても広い。

フルバスルームというのは、トイレとシンク・バスタブ・シャワーがあるっていうもので、トイレとシンクだけのものは、ハーフバスルーム(Half Bathroom)と呼ばれます。

 

 

 

 

 

Full Bathroom 普通は水が飛び散らないようにシャワーカーテンを付ける

 

 

 

Half Bathroomの例

 

 

 

 

 

ところで、日本ではトイレとお風呂は別々の方が好まれると聞きました。

まあ確かに、その家の奥さんがお風呂に入っている時に、どうしてもトイレを使いたくなった場合には別々になっている方が便利でしょう。

 

ただ、日本で一度お邪魔した独立型トイレは、本当にトイレだけで手を洗うシンクもなく、トイレのタンクの上部の水で手を洗えっていうことのようでした。

経済的って言えばその通りですが、せめてハンドソープは欲しいところです。

 

 

 

 

手を洗うと水が飛び散るし

 

 

 

 

 

ちょっとトイレにこだわりすぎたかな。

 

 

話をニューヨークのアパートの話に戻します。

 

とにかく、こんな広さとロケーションです。

普通なら家賃は月に3,000ドルはするでしょう。

 

ところが、友人の両親は750ドルしか払っていないんです!

理由はレントコントロール。

 

レントコントロール(Rent controlまたはRent stabilization)とは、借主保護を目的として家賃の不当な上昇を防ぎ、立ち退きにも一定のルールを設ける制度のことです。

 

なんか、古くから住んでいるっていうだけの理由で、ちょっと守られすぎなような気もしますが、そのために同じアパート内だというのに、ある人は750ドル払い、ある人は3,000ドル払っているという理不尽が生じるわけです。

 

そういう話は、きっとニューヨークのあちこちにあるでしょう。

 

私が住むアパートは今が契約更新の時期で、毎年50ドル以上の家賃の値上げの通知が来る度に、友人の両親のアパートの話を思い出して、うらやましさのため息がでます。

 

 

 


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