アメリカに住む私にとって、まあうちの猫とかいうのは横へおいておくとして、一番大切なものは永住許可証(グリーンカード)です。
これを失くしたら・・・と想像するだけで気が遠くなります。
これを取得するのにかかった年月、費用、書類の数、ストレスは、涙なくしては語れません。
まあ失くした場合、またゼロから始めるのかどうかは知りたくもないので知りませんが。
このグリーンカードは、いつも携帯していることが義務付けられています。
が、これほど大切なものを持ち歩くのは、とても不安。
現金も多くを持ち歩かないのが常識なアメリカです。
ホールドアップに遭ったり、盗まれたり、外で被害に遭うことが多いからでしょう。
そういえば前に、グリーンカードを財布に入れておくと危ないかもと思い、別のところへ自分で入れておいて、それを忘れてパニックになったこともありましたっけ。
そういうわけでグリーンカードは仕方なく携帯していますが、アメリカでは大切なものは普通持ち歩きません。
ところが、日本だとちょっと事情が違いました。両親の家のあたりだけかもしれないけど
一時帰国して両親の家に滞在した際、1泊で出かけることになりました。
必要ないと思われるグリーンカードやパスポートを家に置いていこうとしたら、両親に「そんなに大切なものは、肌身離さずに持ち歩くように」と言われました。
日本では、外で被害に遭うより空き巣に入られる確率の方が大きいんですって?我が両親調べ
肌身離さず!ったって、行く先は温泉なんですけど。
温泉の中には持ち込めないんですけど。
とにかく、大切なものの取り扱いが、日本では肌身離さず、でもアメリカでは肌身離して・・・真逆ですね。