同僚のJの話です。
彼女はカナダからの移民で、ご主人と一緒にアメリカに1年前に来ました。
が、すぐにうまくいかなくなって離婚。
住むところが必要になって、たまたま知り合った男性がルームメイトを探していて、同居。
そのうち、そういうことになってボーイフレンド・ガールフレンドに。
そして、もう少し職場のレストランに近いところにアパートを見つけて、その彼とこの週末引越しだそう。
たった1年で、怒涛の変化です。
他人事ながら、近くにアパートが見つかって「良かったね~」と思うのは、Jの通勤手段が自転車だからです。
レストランまで自転車で20分くらい。
雪で道が凍る冬も、夜のシフトで帰宅するのが午後10時過ぎでも、自転車で通いとおしました。
ものすごい根性です、えらい!
彼女が引っ越すアパートは、家賃が高くて有名なエリアです。
やっぱり月1,500ドル(約16万円)を彼と折半するんだそうで、1年契約。
こういう1軒家タイプが多い。1フロアが1世帯
「ひとりでは払えないから、これから1年は、彼と喧嘩別れすることがないようにがんばらなくちゃ」と笑っていました。
もし彼に出ていかれでもしたら、Jが全額家賃を契約終了時まで払わなくてはならないからです。
信用できるルームメイトを探すのも、容易ではありませんし。
ふーーーん、なるほど。
結婚っていう書類の届出によって共同生活をすることと同じく、家賃の折半というのも二人三脚のベースになることもあるんだな。
アメリカには、案外こういうカップルは多いんじゃないかと思います。
あるカップルにはペットがそうかもしれないし、車をシェアしていることがそれかもしれません。
もちろん、愛情がベースにあることに越したことはないんですけど。