夫が靴を欲しいというので、一緒に出かけました。
これからだんだんと夏になるし、夫はサンダルでも欲しいのかなと思ったら、ゴリゴリのブーツが欲しいというではありませんか。
普段からちょっと変わったところがある人ですが、今!今?なんで今ブーツが欲しいのだ!?
「いや、なんでっていうか、欲しいと思ったのが今だから・・・」と、もごもご。
うーーーん、やっぱり変わってる。
ま、夏に革のブーツなんか履いて、水虫にでもなるのは私の足じゃありませんから、ほっときましょ。
そういう私は、買い物は好きだからついては来たものの、イカやタコくらいの足の本数がないと履ききれないくらい靴は持っています。
なので、「今日は買わない!」と心に決めて、気に入った靴が目に入らないように、横目で見ながら早足で店内を歩き回っていたのですが。
こういう時に限って見つけてしまうものなんですね。
なんかこう、この靴に呼ばれたというか、バチっと目が合ったというか。靴の目って・・・どこかなー
買いましたよ・・・
いったん”アカンアカン、ダメダメ”と棚に戻しましたが、ぐいぐい後ろ髪を引っ張られて。
「置いてけなーーーい」ってなりました
オランダの木靴(サボっていうんでしたっけ?)のようなころんとした形状、写真ではよく分かりませんが、濃い紺色に黒い線で模様が彫刻のように一面に入っていて、また履き心地がすばらしい!
うちに帰って眺めてはうっとりし、買ってよかった~。
ところが今日、職場で気がついてしまったんです。
キッチンマネージャーや同僚の何人かが履いているキッチン用の靴の形にそっくりなことを。
そっくりでしょ
これって、もしかしたらグロック系のようなキッチン用なのかな?
いやいや、でも買ったのは普通の靴屋だったし。
でもなんか、キッチン用の靴を街中で履いてたらヘンじゃない?
いやいや、もし仮にキッチン用だったとしても、そういう職業の人しか見て分からないし。
と、自問自答を繰り返しているうちに、満足度120%だったのが97%くらいに盛り下がってしまいました。
ところで靴屋へ行ったもともとの理由の夫ですが、気に入ったブーツが見つからなくて何も買わずに帰ってきました。
見つからなくて、良かったかも。