アメリカのショッピングモールというのは、光と色とモノにあふれていて、ただウロウロしているだけでも楽しいものです。
ところが最近、ところどころ空き店舗が目立つようになってきました。
「まさか」と思うような、老舗のデパートもモールから姿を消しました。
多分、今やショッピングはインターネットでする人がほとんどなんでしょう。
アメリカ各地には、ぽつぽつどころか空き店舗の方が多くなってしまったり、ほとんど店が入っていないモールもあります。
その状況に困った、あの巨大な建物の持ち主の苦策が、これ。
ここでは、1階部分は店がまだあるようです
写真の2階部分の白いシェードが降りているのは、なんとアパートメントなんです。
店が入っていたひと部屋ずつを、家具付きのアパートメントに改造して貸し出しているんです。
小さいけど、コンパクトによく出来ていて、そこに住んでいる人のインタビューを観ましたが、必要なものは全て揃っているし、明るいし安全だし、とても気に入っていると言っていました。
消防法により部屋の中で火を使うことはできないと思いますが、電子レンジはあるし、モールの中にはコーヒーショップもフードコートもあり、不便はないそうです。
食器洗い機があるのが不思議なような。そんなにたくさん洗うものが?
全米では7箇所ほど、このようにショッピングモールからアパートメントへ変身したところがあるようです。
あるモールのひと部屋は、こんな感じ。
もともとモノを所有することが好きではないし、すっきりと暮らすのが理想の私にはぴったり。
住んでみたいなと思いました。
なんでも集めたがる、そして売れない大きな絵の置き場所が必要な夫には無理ですが。
あ、おまけに夫は閉所恐怖症っていうか、狭い所もダメだったんでしたっけ。