今でこそ起きている間中メガネをかけていますが、数年前まではコンタクトレンズを使っていました。
初めて日本でコンタクトレンズを目に入れた時のことは、今でも覚えています。
私は高校生で、その頃主流のガラスのハードコンタクトレンズでした。
コンタクトレンズ専門店で、女性スタッフが一緒に隣に座って「膝を見てて下さいね~」と言って、入れてくれました。
目に何かを入れるというのは、恐ろしいものです。
だからこそ、「目に入れても痛くない」という表現があるのだと思います。
近づいてくる彼女の指を、どうしても反射的に避けてしまいます。
今考えても、さぞイライラしたでしょうが、その女性スタッフは最後まで優しかったです。
突然そのことを思い出したのは、先日行った眼科医のところで、初めてコンタクトレンズを入れようとめちゃくちゃ困惑している若い男性を見たからです。
アメリカでは、コンタクトを使用するのが初めてだろうがなんだろうが、隣に優しい女性が座って入れてくれるなんていうサービスはあり得ません。
しかも、今はほとんどがソフトコンタクトレンズ、ハードレンズの直径2倍はあるかと。
私もアメリカに来てソフトレンズに替えた時は、「こんなでかいものが目の中に入るか!」と、思ったものです。
あの男性は、どのくらいの時間、ひとりで格闘したんでしょうか。
気の毒でたまりません。