今日のキッチンで初めて見たもの。
これ、なんだか分かりますか?
きれいです
手前の孔雀みたいなものも、後ろの海草みたいなものも、全部ケールなんです。
正確に言えばExotic Baby Kaleという名前で、”ベイビー”というわりには茎も葉もけっこう硬い。
ヘタをすると、あの団扇くらいもある普通の緑色のケールの葉の方が柔らかいくらい。
レストランのメニューに「ケールサラダ」というものがあって、人気があるんですが、緑一色じゃつまんないっていうことで、このベイビーケールを一口サイズにしたものを混ぜることにしたそう。
アプリコットドレッシングであえて、うすーくスライスしたサルタチーズを飾り、カリカリに揚げたレッドオニオンをトッピングします。
ところで、このひと言でいうと簡単なカリカリに揚げたレッドオニオン。
これを作るのが大変なんです。
何が大変といって、巨大な紫玉ねぎ6個を電動スライサーで0.5ミリにスライスしなくてはなりません。
電動といっても、スライスする大きな歯が電気で回っているだけで、そこへ玉ねぎを挟んだ部分を前後させるのは人力です。
これ。バカでかい。歯の切れ味良すぎて怖い
機械の重い部分を前後させて6個もスライスするんですから、まるでジムの器具並みの運動量を要求されます。
次の日は背中も肩も首も筋肉痛。
それだけではありません。
玉ねぎをスライス・・・・・当然目なんだか鼻なんだかにつーーーんと来て、自然に涙が流れます。
涙を流しながら玉ねぎをスライスしている姿は、きつい、汚い、危険のキッチン3Kを最もよく体現していると言っていいかと思います。
誰もやりたがらないのは当然です。
これを作るのが”今日のリスト(To do list)”にあると、「誰がやる?」と、同僚たちとお互いに様子をうかがう感じになります。
大体リストの最後まで残るのが面白い。
今日は、たまたま手が空いてしまった私が仕方なくやりました。
帰宅した今も、手だけじゃなく全身が玉ねぎの匂いに包まれています。
明日の筋肉痛が怖いです。