私が働くレストランは、平日月曜日から水曜日までは4時半、木曜日から日曜日は3時オープンです。
でもキッチンで働く私にはオープンの時間関係なく、朝7時から働いています。
ということは、3箇所あるレストランの入り口のうち、キッチンに近いドアは朝7時に開くわけです。
レストランはまだオープンしていなくて誰もいないけど、キッチンだけに人がいる状態。
キッチンとレストランの間を区切るのは、西部劇に出てくるような真ん中から両側に開くスィングドアです。
サーバーが両手に料理を持って出入りできるように、あるいはキッチンスタッフが両手にモノを持って出入りできるように、です。
似た感じのドアの写真を拝借
写真で分かるように、覗き窓といいますか、中が見えるようになっています。
キッチンスタッフの機嫌を伺うためというよりは、ドアを押して開ける際に向こう側に誰かがボケ~っと立っていないかを見るものと思われます。
ということは、キッチンの中からも外がある程度見えるわけです。
ところが日曜日、このドアを通り過ぎたところにあるキッチンスタッフのバッグやら上着を掛けるフックから、ひとつのバックが盗まれました。
盗まれた同僚が探し回ったところ、レストランの前の広い道を渡ったところに、現金が抜かれたバッグが捨てられていたそう。
ドアひとつ隔てた中にはたくさんの人が働いていたのに、気づかれることなく横切って盗みを働いたことにびっくりです。
そこで、レストランがオープンするまでは3つあるドア全部に鍵を掛けたままにして、食品のデリバリーなどに対応するために、ドアの横にドアベルが設置されました。
しかし、これが大変うるさい
今までこんなにデリバリーがあったかと思うほどドアベルが鳴り響くし、セールスの人、御用聞きの人、なんかの修理で呼ばれた人、挙句は鍵を持っていない従業員・・・
たまたま私のステーションがドアの近くのため、30分に1回は表のドアへ走らなければなりません。
何かの最中だろうが、手が汚れていようが、お構いなしにドアベルは鳴ります。
まあ私物が盗まれるよりはマシですが、なんかこう、条件反射に走る犬になったような気がしてきたこの頃です。