昨日のクリスマス、いろんな方のブログでおいしそうな料理を見たり、その裏での涙ぐましいディナー作りの格闘のすごさに感心したりさせていただきました。
と、人ごとのように言っているのは、有難いことに夫の友人のお宅に招いていただいて、用意したのは持っていくワイン2本とプレゼントだけだったからです。
いやー、楽ちーん
と、思っていたのですが。
ディナーに招待してくれた夫の友人もアーティストです。
まずドアを入ると広大なスペースの作業場で、彼の作品を鑑賞せずには食卓へ行けない仕組みになっています。
が、はっきり言ってこの人のアートは、爆発しすぎて私には理解できないものばかり。
褒める言葉にも困ります。
30分ほども解説付きで作品を眺めた後、やっとキッチンへ。
足を踏み入れたとたんに私の嗅覚が反応し、「なんか焦げていません?」といらんことを言ってしまいました。ポークをジューシーに焼くためにぐるぐる巻きにしてあったベーコンがちょっと焦げ始めてたんですよね、ええ。
脳ミソがストップをかける前に口が勝手に・・・
奥さんをピキっとさせたな、あれは。
「え?焦げてないわよ。焦げてないじゃないの。何も焦げてないわよ。」と何回も言ってたし。 私の口のばか!
さてクリスマスのディナーに招待されたのは、私たちの他に6人。うち顔も見たこともない人4人。
右隣に座った人と会話を試みるものの、何だか様子がおかしい。
聞けばもんのすごく耳が遠いんだそうで、彼の耳に口を近づけて思い切り叫ばなければ聞こえないらしいです。
世の中には、それほど力まなくても声のよくとおる人というのがいますが、私の声はまったくだめ。
しかしだからといって、話しかけてしまったものを「やっぱりいいです」と言って引っ込めるわけにもいきません。
テーブルで交わされている他の人たちの会話をも遮る勢いで叫びまくって、ぐったりしました。
たくさんの料理もお酒もデザートも用意して下さったのに、あまり味も何を食べたかも覚えていません。