苦手なことは色々ありますが、そのひとつによそのお宅に泊まるということがあります。

 

日本では親戚のうちや親しい友人のうちとかでもない限り、あまりそういう機会はなかったのですが、アメリカでは普段は使わない客用の寝室がある家が多いので、気軽に泊まっていくように言われます。

 

余程のことがない限り避けますが、あまり固辞してホテルへ泊まると言い張るのも不自然で、かえって失礼だという時もあって。

 

何が苦手かといえば、まずそのお宅の匂いというものが気になります。

別にイヤな匂いじゃなくても、犬並みの嗅覚を持つ私には変化が気になって、眠れません。

 

 

話は逸れますが、犬といえば、一度泊めていただいたうちでは小型犬を飼っていて、可愛らしいのですが鳴き声がきゃんきゃん高く、耳にきーーーんときます。

 

普段からかなりの確率で夜中にトイレに起きる私は、犬を起こさないように抜き足さし足でトイレに行きました。

犬が寝ているあたりを見ると、月の明かりで自分のベッドに立ってこっちをじっと見ているシルエットが。滝汗滝汗滝汗

 

「しーーーっ、吠えないでー。お願いだから吠えないでねー」

 

とささやきながらトイレに入り、出てきた途端に

 

きゃんきゃん!うーーー、ぎゃんぎゃんぎゃん!なにもそこまで吠えなくても

 

暗闇で飛び上がりましたよ。

多分泊めてくれた飼い主も飛び起きたと思います。すみません。

 

 

話は戻って、そして朝は何時頃起きればいいのか分かりません。

訊くとだいたい「何時でも」と言うのですが、だからといって10時まで寝ているわけにもいかないでしょう。

 

そして、一番困惑するのが、使ったシーツをどうするか

上下のシーツをはがしておいた方がいいのか、そのまま何事もなかったようにベッドメークすればいいのか。

シーツをはがしておけば「洗いなさい」と言っているようだし。

ベッドメークすれば「どうせシーツを洗わなくちゃいけないのに」ということになるかもしれないし。

 

帰って来てから、お礼を送るのも何にするかとか悩むところです。

 

 

というわけで、よそのお宅に泊まるのは苦手です。

よく吠える犬がいるお宅に泊まるのは、さらに苦手です。

 

 

 


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