こんないい感じに古めかしいダイナーに行ってきました。
わざわざ物好きにもググって、うちから北へ片道1時間ちょっとかかりました。
昔っぽいのを再現したんじゃなくて、堂々と古くなった貫禄を持った空気を持つ、というような。
1954年から営業し、オーナーは同家族の3代目だそう。
これこれ!この感じ
以前にも書きましたが、これぞアメリカっていうダイナーが大好き。 そんときのブログ
特においしい料理があるわけでも、コーヒーがおいしいわけでもないんですけどね。
ここはお酒も置いてありませんでした。
ロードムービーによくある、車を走らせてお腹が空いたらダイナー、夜になったらモーテルっていう自由さが、私にとってはものすごくアメリカなんだと思います。
ま、そんな生活スタイルをしているアメリカ人が日常的に存在するかどうかは疑問ですが。
私もいつかそんな旅をしてみたい。
そして、「ひゃー」と感激したのが、これ。
各テーブルに設置してあります。
1曲1ドル
こんなジュークボックス、映画以外で実際に見たの2回目です。
選曲はさすがに「マイウエイ」とかからはアップデートされていますが、5年くらい前で止まってる感じ。
メニューも”ミートローフとマッシュポテトのグレービーかけ”とか”パストラミサンドイッチ”とか、時代がかったものばかり。
敬意を示してそれらをオーダーしましたが、やっぱり不味いわけではありませんがおいしくもない。
しかしこの味で64年!と思うと、有難さが増します。
コーヒーも、「コーヒーの粉を倍にしてくれる?」って言いたくなるくらいの薄さ。
それらを全部ひっくるめて、私が好きなダイナーでした。