レストランのキッチンでの仕事を始めて早や半年が過ぎたところですが、依然として私にとっては未知の世界。
えらい所へ足を踏み入れてしまったという気が毎日しています。
今日はキッチンマネージャーから「@@を**して!」(私の耳にはこう聞こえる)という指示がとびました。
え、なんだって?何をどうするって???
と、思い切り眉間にしわを寄せている私を尻目に、こういう装置がさっさと設置されました。
ものものしいですね
これは今日のスペシャルメニューのチキンの胸肉用のもの。
胸肉は火を通すと、どうしても硬くぱさついてしまうのですが、この装置で、真空パックされたまま一定の低温でゆっくり火を通すとぱさつくことも硬くなることもなく仕上がるんだそう。
「まるで科学の実験みたい!」と言った私の言葉は、まるっとスルーされました。
料理の世界では常識の器具のようです。
おそらく、あっちのレストランのキッチンでもこっちのキッチンでも、当たり前に使われているものなのでしょう。
これはほんのひとつの例ですが、こういう仕事をしていなければ知らずに終わっただろうことが多すぎて、「今まで何してきたんだろう・・・」とさえ思います。
でもま、知らなかったものはしょうがない。
眉間のしわがどんどん深くなっていかないように、早く慣れないと。