ビジネスのアイデアって色々あるようでいて、けっこう限られているような気がします。
もっと正確に言うと、アイデアそのものは良くてそれを実行する資金もあったとしても、ビジネスとして客をつかめなければ失敗に終わります。
それはここアメリカでも同じこと。
理由は、人の好むものにはそんなに振り幅がないということだと思います。
成功の秘訣は、既にあるものにちょっとプラスしたもの、といいますか。
私が働いているレストランは、前にも書いたように、バー、ピザ、ダイニング専門の3人のオーナーによって経営されています。
そのうちのピザ担当のオーナーは、トラックを使ったピザのケータリングのビジネスで成功を収めて、今回レストランの1オーナーとなった人です。
レストランのオーナーとなった今でも、ピザトラックのケータリング事業も継続していて、予約は半年先まで埋まっているそう。
アメリカ人のピザ好きに、ちょっとプラスしたアイデアの成功例といえるでしょう。
例えば、子供の誕生日会では100%ピザが出されます。
テイクアウトが主ですが、味気ない紙の箱に入っています。
でも、もし好きなトッピングを選べてその場で焼いてもらえたら?
盛り上がること間違いなし。
これがそのトラック。真ん中に見えているかまどでピザを焼く
ありそうでない、またはすぐそこにあるのに気がつかなかったもの、というのがビジネスの成功の秘訣のようです。
それに気がついたこのオーナー、すごいな。