考えてみると、私は大学生だった頃から現在に至るまで、すっぴんをさらしたことは1日もありません。
今仕事の日は朝5時起きでつらいのですが、最低限の化粧はしています。
日本の女性にしてみれば、「当たり前じゃない。すっぴんが許される顔(年)だと思ってるの?」という考えが一般的で、私が特別というわけでもないと思います。
母は75歳を過ぎてなお、毎日化粧しています。
ところが、私の周りにいるアメリカ人女性を見回すと、老いも若きも、美醜問わずすっぴんが多い。
それは見事な開き直りようです。
特に、仕事場のキッチンで一緒に働く女性たちは100%すっぴん。
朝7時からのシフトで化粧なんかしてられるか、ということもあるでしょう。
料理中の熱、油、ジェット式の洗い場の水のはね返り、など顔も汚れるのが当たり前というのもあるかと。
私も最初から化粧なしでいっていれば、誰も気にする人はいなかったんでしょうが、最低限とはいえ化粧をしている今からすっぴんになって、みんなをざわざわさせる度胸はありません。
それで仕方なく、同僚に見慣れられた”私の顔”になるべく、まだ真っ暗な早朝ごそごそ眉を足したり、マスカラを塗ったりしています。
それがなんだか、とーーーーっても無駄な努力に思えてきたこの頃です。