昨日のラベンダー畑の帰り「どこかでランチでも」と、見知らぬ場所をうろうろしている時です。
突然蒸気機関車の雄たけびのような音が!
古いですけど「銀河鉄道999」のあの発車の音です!
すかさず私の頭の中では「さらば銀河鉄道999、さらばメーテル、さらば少年の日よ。」というナレーションに続いて、ゴダイゴの曲が。 ハマってたんです
そんな少女の日にどっぷり浸っている私に気づくはずもなく、夫は夫で興味をかきたてられて音をたどって行ってみると、確かに蒸気機関車が今まさに出発しようとしています。
堂々たる昔そのものの雄姿。
こんなふうに昔の機関車を走らせているのはすごいな。
日本なら、鉄道ファンがどっと押し寄せそう。
6車両を引っ張っていますが、それぞれの車両に正装した車掌さん。
こういうのは、ちょっとお腹の出た恰幅のいい年がいった人が似合います。
聞くところによると、夏の間の観光目的の走行だそう。
でも観光目的だろうがなんだろうが、蒸気機関車である限り、誰かがこの暑さの中石炭を絶えずくべているはずです。
その重労働と暑さに思いをはせると、レストランのキッチンの地獄の暑さとどっちがマシか、その人とビールを片手にずっと語り合えて友達になれそうな気さえしました。
少女の日の夢も、厳しい現実にはぱっちり目を覚まされます。