アメリカ人はピザが好きだなあとつくづく思います。
日本でいうと、コンビニの頻度でそこらじゅうにあります。
私個人としては、日本のコンビニがあってくれた方が百倍有難いのですが。
ちょっと気軽に友達と会うというとピザとビール、子供の誕生日会のランチは99パーセントピザ。
ピーナッツアレルギーの子供がこれほどいるのに、チーズやミルクにアレルギーはあまり聞いたことがありません。
ちょっと自慢しちゃいますが、私が住む町には全米No1のピザ屋があるんです。
これほどの競争率の中ではかなりの快挙といえます。
そのピザ屋はPEPE'S(ぺピーズと読みます)といって、もちろんイタリア系家族の経営で、有名なのはフレッシュなあさりを使ったホワイトソースのピザです。
ホワイトソースのピザというのは、トマトソースを使わずにモッツァレラチーズが直接パイ生地に乗ったもので、文字通り白いピザです。
アメリカの食べ物の常として見た目はあれですが、あまりピザを好きではない私も、これは「うーーーーん」とうなるほどのおいしさ。
写真の上に見えているのは粉チーズとレッドペッパーで、どんなピザにも欠かせません。
夕食時や週末は終日行列ができています。
最近は支店もあちこちにできているようです。
もうひとつ、この町にはPEPE'Sの他にも有名なピザ屋が数件ありますが、その特徴は、熱いうちは手で持ち上げられないほどパイ生地が薄いことと、昔ながらの石釜のオーブンで焼く”Apizza"と呼ばれて、Pizzaとは一線を画していることです。
こういう店のパイ生地は薄いんだけれども、もちもちしておいしい。
びっくりしたのは、これまた有名店ですがマッシュポテトが乗ったピザが人気で、食べてみるまでは半信半疑でしたが、不思議に合うんです。
これもパイ生地が薄いせいも大きいと思います。
シカゴのピザはそのパンのような生地の厚さで有名で、これはこれでおいしいのですが、一切れでお腹がいっぱいになってしまいます。
でもシカゴの人たちにとっては、この全米NO1のPEPE'Sのピザも「なんだこりゃ!なんでこんなに薄いんだ?」と物足りないのかもしれません。