先日バルーンフェスティバルなるものに行ってきました。
車で1時間ちょっとの小さな町で毎年3日間行われていて、ずっと見たいと思っていたものです。
3日間といっても、バルーンに火を入れて飛ばすのは1日1回のみ、しかも天候にとても敏感なので、キャンセルになることもよくあるそう。
会場には、フードトラックフェスティバルやミュージックフェスティバル(なんでもフェスティバルと付ければ人が集まるとお考えですね?)も開催されていて、にぎわっていました。
駐車場の混雑を考えて早めに行ったので、何か食べることにしました。
さすがにフードトラックの数は多く、ジャンクフードならなんでもある勢いです。
こういうとき、優柔不断な夫と私は目移りして決められません。
「あれはなかなかおいしそうだけど、フードトラックの食べ物としては値段が高いよなー」とか、「おっ、タイ料理まであるけど、パッタイがオレンジ色なのは怪しい」とか。
甘いもの好きな夫は、クレープやカップケーキまでチェックを入れています。
端から端まで何度か往復して、結局なんでこれにしたんだっけ?というようなヘンな串に刺さったものを食べました。
バルーンに火を入れる時間が近づいて来たので、トイレに行っておこうとしたら、トイレの建物から1キロは離れた女性の列の最後尾。
トイレをあきらめて、空いてる場所に持ってきたビーチチェアをセットして待つこと1時間半。
言い忘れましたが、その日は90度(摂氏で32.2度くらい)まで気温が上がった暑い日でした。
日光による蕁麻疹もたくさん出て、もう帰りたくなってきたとき、やっとバルーンが運ばれてきました。
実は私はこういうものを想像していました。
が、実際はたったひとつのバルーン、しかも不動産屋のロゴ入りです。
「何がバルーンフェスティバルだ!これじゃ、ちょっと久しぶりに火を入れてみましたのお祝いじゃない!」と蕁麻疹がかゆいのもあって、文句をぶつぶつ言ったのですが、それが人の手によって空に浮かんだときには、実はちょっと感動したのでした。