前回からの続きです。
さて、謎の熱燗をコソコソチビチビ飲んでいると、お寿司が運ばれてきました。
何だかご飯に艶が全然ないけど…と思ってひと口食べてびっくり白目に。



おにぎりか!
なんと、酢飯じゃなくて普通のご飯で握ってあるんですこれが。
ネタもそれほど新鮮ではないのかもしれませんが、酢を使ってないので魚の生臭さをモロに感じます。

生臭さを消そうとしてワサビを多めにつけては涙ぐみながら、「せめてあたらないでね…」と祈りながら食べました。食べるんだ
今までにもうーむ…
と無言になってしまうお寿司をアメリカで食べましたが、これはもうダントツぶっちぎり、もはや寿司とは言えない、ご飯の上に生魚がのってるやつ。




寿司酢を使っていないとこれほどマズいとは、新たな発見をしました。
今思えば、日本食料品店で購入したおにぎりが酢飯で出来ていて衝撃を受けたのも、このお寿司(?)に比べりゃ可愛らしいもんです。
頼んでもいないのに持ってきてくれた日本酒のお礼に酢飯を伝授しようかとしばらく悩んだ挙句、結局何も言わずに帰ってきました。
こういうのは例えば、「しょうゆの代わりにウスターソースを使うのはやめよう」とか「バナナは寿司には使わないんだよ」とかというのとは違って根本的な問題だから、私ごときが口をだすことじゃないですよね。
でもお願いだからどこかで修業してきて。

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