20日の木曜日、特別な新月の日、saya さんのライブ、Memories でした。
共演はいつものピアノ、塩入俊哉さん。
先月末に亡くなられたsayaさんのお母様を偲び、sayaさんのこれまでの歩みを振り返りつつ、また前に進む節目。
ライブは特別な空気感の中で、会場全体がsayaさんとお母様を思う気持ちになっていたように感じました。
個人的にも、以前ライブでお見かけしたお母様の面影を、お母様がお好きな歌を歌うsayaさんに重ねて聴いていました。
何度かsayaさんのライブ会場でお見かけしました。sayaさんを見守り、1番の応援者であるお姿を拝見しました。
また、アイリッシュハープの佐久間景子さんたち出演のライブを観にsayaさんとお母様とご一緒させていただきました。
繊細で心に響くアイルランドの曲を聴いて、目に涙をいっぱい溜めていらしたのを覚えています。
ライブの中でのお母様のエピソード。
歌をやめようと思ったことがあった時に、ロミオとジュリエットの歌(A Time for Us)をライブで披露したら、聴いていたお母様が喜んでくださったこと。
それが歌を続けてこられた大きな支えになったのだと思うと、お母様へ感謝の気持ちが湧いて来ました。
そしてsayaさん、歌を続けてきてくれて本当にありがとう。
以下ライブでの曲から。
ネバーイナフ、繰り返されるサビの言葉に強い意志を感じました。sayaさんの優しい歌声が会場を包み込むように感じられてとても印象的でした。
悲しくてやりきれない
なんてきれいな歌だろうと思いました。
悲しいとき空が輝いていると、星の光でもお日様でも本当に目にも心にも沁みてくる。悲しいのに温かい旋律で、だからこそ悲しみが深くなる。
アヴェマリア
とても好きな曲です。優しく語りかける声、思う気持ちが溢れる歌声、塩入俊哉さんのピアノ。とても心に沁みます。
アンコールは、sayaさんにとってとても大切なAmazing Grace 。
お母様へのお気持ち、そして、sayaさんの熱い想いを感じました。
心と身体の奥から届けられる透明感溢れるsayaさんの歌声。
塩入俊哉さんのピアノも心に響き、とても素敵でした。
愛する人を失った悲しみ。喪失感。
その中で続いていく日常。
生きていく力をsayaさんに与えてくださり、これからも支えてくださるのはお母様の生きてきたお姿だと感じています。
素敵なお母様。
本当にありがとうございました。
心からご冥福をお祈りいたします。
セトリ(ところどころ抜けています)
夜と時の向こう
シャーリヒ 愛の光
Danny Boy
ノッテ スタラータ
塩入さんのピアノ
・子供の情景 トロイメライ
・ショパン 別れのワルツ
ネバーイナフ
スペイン
パダムパダム
悲しくてやりきれない
A time for us
塩入さんピアノ
・あの頃のままで
約束
アヴェ・マリア
アンコール
Amazing grace