スピッツ NEW MIKKE ツアー@宮城2日目。
個人的には特別な日になりました。
https://ameblo.jp/nekotower2/entry-12691503053.html
その日のライブで、
「最初ガーンとなったあのメロディーに
今も温められてる」(醒めない)
というメロディーじゃなくMCに出会いました。
草野さん
「仙台は2年前ぐらいの春に、仙石線で石ノ森章太郎美術館に行ったんですよ。
石ノ森章太郎は俺らの世代だとロボコンとか色々あるけど、『さるとびエッちゃん』ていうのがあって、俺は小さい頃、そのエッちゃんになりたかったの。それで美術館に行った時に『さるとびエッちゃん』のメモパッドを買って使ってたんだけど、なくなりそうだからまた買いに行かなきゃなって」
子供の頃は憧れやなりたいものがあるものだけど、これ聞いた時、草野さんってそういうものと一緒に大人になったんだな、って感じたのです。
私は子供の頃から斜に構えて、憧れには素直ではなくて、傷付かないで済むようにしていたので、そのような私には草野さんの純粋さが刺さりました。
これはもう行かなきゃ!と思って、ライブの次の日、帰る前に石巻の石ノ森萬画館へ出かけました。
帰りの新幹線の時間の関係で小一時間もいられなかったけど、さるとびエッちゃんの原画を見っけた!
ストーリーは市民プールで遊んだエッちゃんとお友達。帰りにお金持ちのお屋敷を通りかかったら庭にプール。
プールサイドにいるお嬢様。
招かれて庭に入ると、そのお嬢様はプールには入らないのだという。本当は好きだけど、お医者さんに海に入ることを止められていて、お父様がプールを作ってくれたので、水際で過ごしていると寂しそうに話す。
魔法が使えるエッちゃんは、いま海に連れて行ってあげる、と言って、プールの周りを海辺みたいに変えて、大きなゴムボートにお嬢様を乗せて、海の上で遊べるようにした。
言葉で書いても漫画の説明にしかならないなー。
漫画ではお嬢様の悲しさや、無言で話を聞き、パッと魔法を起こして、お嬢様の夢を叶えてニコニコしているエッちゃんが描かれている。
エッちゃんは口数少ないけど温かい。
相手の気持ちを感じて夢や願いを叶えてあげる。
原画を見てたらエッちゃんは草野さん、そしてスピッツそのものだなーって思えてきて感激。
草野さんがエッちゃんが好きで、なりたいと思ったのが分かるような気がしたよ。
素朴で純粋で、好きなものを心の中で温めて、今も当時と同じ気持ち。
“さるとびエッちゃん”のメモパッド。これはロボコンもいて、草野さんが持ってるのと同じかどうか分からないけど、お揃いかも!!と思って購入。
歌や演奏でないところで、草野さんの人柄がグッと近く感じられたライブでした。
石ノ森萬画館はとてもいいところでした。
弾丸訪問なので、見てないところもありますが、石ノ森章太郎さんはたくさんの作品を手がけ、自由で素直な原動力で生み出していった姿を感じました。素敵です。
また石ノ森章太郎さんの描くマンガのタッチの温かさ、丸さも好きです。
そして石巻駅から萬画館までの道のり。
イベント列車マンガッタン号が仙台まで走っています。
駅から萬画館までのルートはマンガロード。
仮面ライダーのほかにも、さるとびエッちゃんもどこかにいます!
時間がなくて、草野さんがMCで話してた、萬画館の側にあるラーメン屋さんへは行けなかったし、またゆっくり訪ねてみたいです。