昨日はsayaさんのライブでした。
緊急事態宣言の関係で、ライブはいつもより早めの時間に始まりました。
花篝(はなかがり)という春らしいネーミング。
はじめの曲、「夜と時の向こう」は新曲。
暗い闇を感じるところから、光を求める情熱、明るいパワーが力を感じました。
とても素敵な曲。
前半の曲を聴きながら、作られた時代が違うけど、メロディーに乗った歌詞の言葉の響きが、とても日本語らしい美しさを感じました。
メロディーも五線譜に書かれたものであっても、とても日本的。
途中のピアノの塩入俊哉さんのコーナー。
今回は塩入さんがとてもよく見える席だったこともあり、ショパンやタンゴのリズムにイメージがめちゃくちゃ広がって、見たこともないショパンの家や外の景色、ブエノスアイレスの路地裏の人が見えたり、塩入さんの指先が踊っているみたい
でとても素敵でした。
後半の黒の舟唄は、野坂昭如さんの曲だそうで、サビのところは聴いたことがある曲。
歌詞が七五調で昭和的なアナログな感じや黒い感じがしたのですが、 sayaさんの歌唱で聴くと、とてもリアルな、ライブ感があってとても沁みました。
オリジナルだけどメランコリアやパダムパダムは、ヨーロッパのリズムや曲の感じが引き立っていて、前半とは全く違う世界観。
もうすぐ10年になる東日本大震災。
「約束」を聴きながら、大きな暗闇と光の眩しさを感じました。
アンコールの星の王子さまの曲。
初めて聴きました。
強い意志と空へ羽ばたく翼の煌めきを感じました。
振り返るといつもとは違う印象ですが、 sayaさんの思い、熱意が感じられて、どんな歌もその中の人そのものが歌に現れて、くるくる変わるsayaさんに圧倒的に惹き込まれていました。
配信ライブも楽しませていただいていますが、やっぱりライブがいちばん。
ライブは音楽を楽しむたけでなく、その人に会えるということだから。
そして、この緊急事態宣言の中、ライブをしてくださって、 sayaさん、塩入さん、そして会場の方々、本当にありがとうございました。
セトリ
夜と時の向こう
蘇州夜曲
浜辺の歌
悲しくてやりきれない
君をのせて
Fly like an angel
塩入さん
ノクターン嬰ハ短調(ショパン)
ブエノスアイレスの冬(ピアソラ)
黒の船唄
メランコリア
パダムパダム
Miracle
約束
アンコール
僕は行く(星の王子さま)